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むくみ

1.むくみとは

血液中の水分が必要以上に血管の外にしみ出し、皮膚と皮下組織内に溜まる状態をむくみと呼びます。長時間立ち続けていたときなどに起こる一時的なものと、心臓や腎臓、肝臓、甲状腺などの疾患が原因で起こるものがあります。日常的なむくみは、皮膚の上から指で押したときに、へこんでなかなか元に戻らないことで気付くことがあります。


2.むくみの症状

一般的なむくみの症状としては、「夕方になると足が太くなる」「朝起きると顔が腫れたようになる」「すねを押すとへこんだまま戻ってこない」などがあります。


3.むくみの原因

●長時間同じ姿勢でいる 心臓から送り出された血液は全身を回り、最後は心臓に戻りますが、心臓から遠い位置にある足は重力の影響を受けて、血管から血液中の水分がしみ出しやすく、また血管内に水分が戻りにくくなります。特に立ち仕事や飛行機の移動などで長時間同じ姿勢でいると、足の血流が滞るためむくみが起きやすくなります。 ●塩分や水分、アルコールの過剰摂取 塩分や水分を過剰に摂取すると、血管の中の水分が増え、外にしみ出しやすくなるため、むくみを引き起こすことがあります。また、アルコールを飲むことで血管の透過性が高まり、血管中の水分がしみ出しやすくなるので、アルコールを過剰に摂取するとむくみやすくなります。 ●自律神経の乱れ 精神的なストレスによって自律神経が乱れると、血行が悪くなり、むくみを引き起こすことがあります。 ●女性に多いむくみ 足の静脈の血液は、足を動かすことによって生まれる筋肉のポンプ作用でスムーズに心臓へ戻ります。しかし、女性は筋肉量が少ないために静脈の血行が悪くなりがちで、むくみが起きやすいです。また、生理前や妊娠中、更年期にはホルモンのバランスが変化するため、自律神経の乱れから血行が悪くなりむくみが出やすくなります。 ●薬の副作用 関節リウマチや喘息などでステロイド剤を飲むと、顔のむくみが起きることがあります。 ●疾患が原因によるむくみ むくみを引き起こす疾患としてよく上げられるものは 心臓の疾患…心不全
腎臓の疾患…急性腎炎やネフローゼ症候群
肝臓の疾患…肝硬変
ホルモンの異常…甲状腺機能低下症や更年期障害
などがあります。
その他、手術でリンパ管やリンパ節を切除した場合にも、局所的なむくみが起きやすくなります。


4.むくみの治療

むくみの治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療・美容鍼》 「むくみ」は、体の余分な水分がたまっている状態です。鍼治療では、このたまった水分の流れの排出を促し、水分がたまりにくい状態にしていきます。 三陰交(さんいんこう) 内くるぶしの一番高い所に小指を置き、指幅四本分上がったところに三陰交があります。身体の中を流れる全ての物質の循環を促進させる働きを持つとされています。 太陽(たいよう) こめかみにあるつぼ。押すと「ズーン」頭の外側に響く。「顔のむくみ」の場合はアルコールが原因のことが多いです。
体内の水分や塩分は重力によって下へ下へといきます。つまり、起きている間は顔がむくむことはあまりありません。顔がむくむのは主に『就寝中』です。つまり、飲み会のときも寝る前に太陽ツボを刺激することで、水分は体の下へ下がっていき、翌朝の顔のむくみを防ぐことが出来るのです。
《マッサージ・口腔内マッサージ》 手技療法では、血行不良を起こしている筋肉に対してマッサージをしていきます。マッサージをすることで固まっている筋肉をほぐし、血流改善をしていきます。
リンパ周辺のマッサージを念入りに行うことによって、滞りがなくなり、体の老廃物が体外に排出されやすくなります。 ●足のむくみ(マッサージ) ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれており、血液循環との関連が非常に強い筋肉の1つです。ふくらはぎをマッサージするだけでも血流はすごく良くなります。
また、「膝の裏」「内もも」「骨盤」この3つのポイントの筋肉が硬くなることが、足首やふくらはぎの浮腫みの原因にもなります。この3つのポイントが硬くなることで血管が締め付けられ血液循環が悪くなってしまうので、このポイントは重点的に施術していきます。
●顔のむくみ(口腔内マッサージ) 顔のむくみも、足のむくみ同様、血液循環が悪くなり滞ってしまっている筋肉に対してのアプローチをしていきます。当店の小顔矯正の特徴としては、普段触れることのできない筋肉を口腔内からアプローチし緩めていきます。
また、首の筋肉の硬さは顔のむくみと非常に関連がありますので、まずは首の筋肉の硬さをマッサージで緩めていきます。


5.むくみの治療期間

一時的なむくみの改善であれば1回の施術でスッキリすることもあります。しかし、むくみにくい体づくり(根本改善)をしていこうと思うと、1回で改善してこないケースがあるので、ある程度継続して治療をしていく必要があります。
症状の程度や姿勢の状態によって個人差はありますが、一般的に根本改善に要する期間としては3か月ほどと言われておりますので、根本的に改善していきたい方は3か月程度みていただくと良いかと思います。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、むくみは生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しがむくみの改善を早めてくれます。


胃もたれ

1.胃もたれとは

食べたものが胃から腸へなかなか排出されず、胃の中に留まっているために胃が重く感じ、不快感があらわれることを胃もたれといいます。主に胃から十二指腸への排出機能の低下によって起こりますが、慢性的に胃もたれを感じるようなときは、疾患が原因になっていることもあります。お酒の飲みすぎや甘いものの食べ過ぎ、ストレスなどによっても起こります。


2.胃もたれの症状

胃もたれの症状には、胃が重く感じたり、むかついたり、お腹が張ったりする症状が起こります。


3.胃もたれの原因

●食生活の乱れ 脂っこい食べ物や、刺激の強い食べ物、暴飲暴食や早食いなどが原因で胃もたれが起こることがあります。消化に時間がかかり、胃に負担をかけることで胃もたれを引き起こします。また、香辛料などの刺激物も取りすぎると不快感を感じやすくなりますので注意が必要です。消化の良いものや食物繊維の豊富な野菜などを多く摂取することは、胃もたれの改善に効果的とされています。 ●自律神経の乱れ ストレスを受け続けると胃や腸をコントロールしている自律神経が乱れ、食べ物を消化したり、胃から十二指腸に排出する役割をする蠕動運動が弱まります。また、機能が低下することにより胃の粘膜を守る粘液の分泌が少なくなり、胃もたれが起こります。
ストレスを解消するために暴飲暴食をすることは、胃に負担をかける原因にもなりますので注意が必要です。
●胃の機能低下 胃は食べ物を消化し、それらを蠕動運動によって十二指腸に送り出します。加齢や運動不足などが原因となり、胃の機能低下を引き起こすことにより蠕動運動を弱めます。その結果、胃もたれが起こりやすくなります。 ●ピロリ菌の活動 ピロリ菌は胃の強い酸の中で生息する細菌で、胃酸から身を守るために常にアンモニアを出し続けています。ピロリ菌が出すアンモニアが胃の粘膜を繰り返し傷つけ、慢性胃炎を繰り返し、胃もたれの原因になります。また、粘膜が直接胃から分泌される胃酸と消化酵素にさらされ、胃潰瘍に進行していく場合もあります。 ●女性ホルモンの乱れ 生理や妊娠などにより女性ホルモンの分泌が乱れると、胃の消化作用が弱まり、胃もたれを起こす場合があります。


4.胃もたれの治療

胃もたれの治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。
《鍼治療》 食欲不振や胃もたれ、胃痛の患者さんがよくお越しになります。
そういう場合はもちろん、お腹に鍼を刺すわけではありません。
「胃の六つ灸」 膈兪(かくゆ)・肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)と呼ばれる三つの経穴(ツボ)、左右合わせて背中に六つの経穴(ツボ)に鍼をして治療する方法です。
内臓に入る自律神経の枝は、一つだけではありません。「胃の六つ灸」のように、何本かの自律神経の枝が、胃に影響を与えます。
弱っている枝は、根元でも血行が悪くなり、こりや冷えがみられます。「胃の六つ灸」を刺激することで胃酸分泌促進効果があるといわれています。 足三里(あしさんり) 膝下外側のお皿の下から指4本下がった、いちばん窪んでいるところ、押すとジーンとした気持ちのよい痛みがあります。
足にあるツボの一つです。「胃経」という胃につながる経路のあり、胃腸の調子を整え、下半身の疲労を回復する効果もあります。
《マッサージ・腸セラピー》 主に手技療法では自律神経を整え、胃の機能や働きを活性化させる目的で治療を行っていきます。
●マッサージ マッサージでは、交感神経(緊張させる神経)を抑え、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位に働かせるようなマッサージをメインに行っていきます。
◎背部の緊張を取る
◎骨盤周辺の筋肉を緩める
◎頭やお顔のマッサージをする
お体全体の血流を良くして体温を上げることも非常に効果的です。
●腸セラピー 腸は自律神経をコントロールする臓器とも言われており、腸の動きが悪くなったり、お腹が冷えたりすることによって、副交感神経(リラックスさせる神経)の働きが低下します。
No.10鍼灸整骨院の腸セラピー(腸揉み)では、直接お腹にアプローチしていくことによって、自律神経機能を調整していくのに加え、胃や腸の蠕動運動を活性化させていくことで胃の機能や働きを活性化していきます。
運動やストレッチも胃もたれを改善するには重要になりますので、自宅でできる運動指導などもさせていただきます。


5.胃もたれの治療期間

胃もたれの治療期間としては個人差がありますが、約3か月で胃もたれ改善を目標に治療をしていきます。体質の改善が必要になりますので、1〜2回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1〜2回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、胃もたれは生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しが胃もたれの改善を早めてくれます。


更年期障害

1.更年期障害とは

閉経後前後5年間ぐらいの期間を更年期といいます。日本の女性の閉経年齢は約51歳と言われていることから、45〜55歳の期間をさします。この間に生じる不定愁訴(はっきりした原因がわからないが頭が重い、イライラする訴えのこと)を更年期障害と言います。


2.更年期障害の症状

【体の症状】 だるい、たちくらみ、疲れやすい、耳鳴り、のぼせ、動悸、ほてり、手足のしびれ、発汗、関節の痛み、手足の冷え、からだのかゆみ、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、など 【心の症状】 いらいら、不眠、抑うつ、気分低下、動悸、脱力感、など


3.更年期障害の原因

更年期障害の発生機序の詳細については、未だ不明な点が多いですが、現在のところ3つの要因があると言われています。
1つ目:内分泌的因子
2つ目:心理・性格的因子
3つ目:社会・文化的因子
この3つの要因どれかに当てはまると更年期障害は発生しやすいです。
〈上半身からの大量な汗〉 大量の汗が特徴の「ホットフラッシュ」。
加齢による卵巣機能の低下、特にエストロゲン分泌の低下が挙げられています。
女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が変化し、ホルモンバランスの乱れが生じます。これらの女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの分泌は視床下部から下垂体を通じて卵巣で行われます。
脳の視床下部には自律神経があることから、ホルモンバランスが乱れやすくなることがあります。このようなメカニズムを経た結果、のぼせや体のほてりといった症状が生じてしまうのです。
〈ストレス〉 高いストレスとは、思考を通じて脳に悪影響である負荷を与えることで、脳からカラダの各所への指示などが正常に行われない状態です。ストレスが更年期障害に与える影響は大きく、エストロゲン減少によってただでさえバランスが崩れがちな自律神経を、さらに乱す方向へ影響を及ぼします。
ホルモンバランスの乱れは、自分を厳しく律することなどで、整えることなど出来ません。心理的にニュートラルな位置が、イライラする方向にズレているのです。更年期障害の症状を緩和させるにはとにかくリラックスすることです。普段とは違うことを自覚しつつ、ストレッサーを上手く受け流すことが重要です。心理的な状態が悪くなることで、身体へも悪影響があるということを知っておきましょう。


4.更年期障害の治療

No.10鍼灸整骨院では、更年期障害に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 2つの治療法を組み合わせて施術を行います。 【東洋医学的な鍼治療】 脈診、舌診、腹診を行いお体にあった治療を行います。 更年期障害で代表的な病証は、「腎陰虚証」や「腎陽虚証」が多いです。 「腎」とはなにか? 西洋医学の知見を踏まえると、主にホルモンバランス(女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロン)の変化が原因と言われています。これに対し、東洋医学では老化による「腎」といわれる機能の衰えが原因の一つと言われています。
「腎」は、身体の機能全体を司る五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で、一番、加齢の影響を受けてしまいがちです。そのため、更年期障害の患者様のほとんどが、加齢による「腎」の衰えが原因であるといわれています。
その「腎」を補う治療を行います。
●更年期障害で使用するツボ 腎兪(じんゆ) へその高さで、腰に手を置いて、親指が届いたところです。腎の気を高め、老化とは逆の、つまり若々しくなっていく力を持っているツボです。 百会(ひゃくえ) 頭の頂点のツボです。「百会」は、「百(多種・多様)」なツボが「会(出会う・交わる)」という意味の名をもち、その名のとおりさまざまな健康効果(自律神経の乱れ、ストレス、イライラ)をもつ万能ツボです。 【現代医学的な鍼治療】 肩こりや、頭痛などの症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。全体の筋緊張の緩和を通して、睡眠障害や全身倦怠感を整えていく治療を行います。
僧帽筋(上部、中部、下部線維)…肩井(けんせい)、肩外兪(けんがいゆ)
僧帽筋は、一番表層にある薄い筋肉です。表面のコリが滞っているとリンパの流れや筋膜の動きが悪くなってしまうので更年期障害には、欠かせない場所です。
《マッサージ・腸セラピー》 「更年期障害の原因」で記載しました通り、過度なストレスから自律神経の乱れ、それが原因で更年期障害が起こります。
手技療法では自律神経を整える治療を行っていきます。 《マッサージ》 マッサージでは、交感神経(緊張させる神経)を抑え、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位に働かせるようなマッサージをメインに行っていきます。
●背部の緊張を取る
●骨盤周辺の筋肉を緩める
●頭やお顔のマッサージをする
お体全体の血流を良くして体温を上げることも非常に効果的です。
《腸セラピー》 腸は自律神経をコントロールする臓器とも言われており、腸の動きが悪くなったり、お腹が冷えたりすることによって、副交感神経(リラックスさせる神経)の働きが低下します。
逆に言うと、内臓の動きを良くしてあげることで、ホルモンバランスも整いますし、自律神経の切り替えがうまくできる体になります。
No.10鍼灸整骨院の腸セラピーでは、直接お腹にアプローチしていくことによって、腸の活動を活発にしていきます。


5.更年期障害の治療期間

症状の強さや期間には個人差がありますが、強い症状が現れるのは平均2〜3年、長くても5年で治まる方が多いと言われています。しかし、中には10年以上も続くという方もいます。更年期を上手に乗り切るには、鍼灸や整体治療を行い、規則正しい生活を心がけることが大切です。


お顔の悩み

1.アンチエイジングとは

アンチエイジングとは加齢による体の機能的な衰えを可能な限り小さくすることです。顔のたるみや肌の老化は40代から本格的に始まると言われております。ここではNo.10鍼灸整骨院で可能な、お顔周りのアンチエイジング施術についてご説明していきます。


2.更年期障害の症状

お顔周りのお悩みで多くものは以下の通りです。下記症状がどうして起こるのか、その原因を次の項目で詳しく述べていきます。 ●たるみ
●しわ
●シミ・くすみ
●目の下のクマ
●歯ぎしり・食いしばり


3.お顔の悩みの原因

●たるみ たるみの原因は大きく分けると3つあります。 1.肌の弾力の低下 肌の張りを支えるコラーゲンや肌に弾力を与えるエラスチンの質の変化や減少によって、肌の弾力が失われます。 2.表情筋の衰え 加齢にともない腕や脚の筋肉が衰えるように、顔の筋肉も衰えていき、その上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなり、たるみが起こります。 3.皮下脂肪の増加 皮下脂肪が年齢を重ねることによる代謝機能の衰えで肥大化し、重力の影響により下方向へ落ちてきます。 たるみを引き起こす要因としては、ストレス・乾燥・紫外線・栄養不足・睡眠不足・喫煙などがあります。 ●しわ しわを引き起こす原因は5つあります。 ・加齢による肌の弾力低下
・加齢による乾燥
・気温や湿度の低下による乾燥
・紫外線による真皮や表皮へのダメージから起こる弾力低下
・加齢による女性ホルモン量の低下
これらの要因によりお顔のシワは定着すると言われています。 ●シミ・くすみ シミはメラニンという黒色色素が、肌の表面に留まった状態のことを言い、紫外線を浴び続けることでできる「日光黒子(老人性色素斑)」がもっとも一般的ですが、子供の頃からみられるソバカスや、ホルモンバランスの崩れが関係する「肝斑」というシミもあります。
くすみは、肌の透明感や潤い、きめの細かさ、明るさが失われ、顔全体が暗く見えるようになる肌の状態をいいます。
血行不良・メラニン色素・乾燥・ターンオーバーの乱れ・毛穴の汚れ・糖化・肌老化・喫煙これらの要因によってくすみは起こります。 ●目の下のクマ クマの種類には3種類ありそれぞれの原因が異なりますのでそれぞれの原因を上げていきます。 ・茶クマ 茶クマの主な原因は色素沈着です。紫外線から受けるダメージや目をこすりすぎることで色素沈着しやすくなります。アトピー性皮膚炎・化粧品によるかぶれ・乾燥によるかゆみなどが茶クマを引き起こす要因とされています。 ・青クマ 青クマの主な原因は目の周りの血行不良です。目の周りにはたくさんの毛細血管が通っていますが、その血液が滞り、目の下の薄い皮膚から毛細血管が透けて青く見えるものを青クマと呼びます。睡眠不足・冷え・疲労・目の疲れ・生活習慣・ホルモンバランスの乱れ・ストレスなどが青クマを引き起こす要因とされています。 ・黒クマ 眼球を保護する眼窩脂肪が加齢によって前方に飛び出すことによります。脂肪が飛び出してくるために、目の下に膨らみができ、膨らみの下が影となって黒クマをつくってしまうのです。 ●歯ぎしり・食いしばり 歯ぎしりや食いしばりが起こるメカニズムは完全には明らかになっていませんが、考えられる原因は以下の通りです。 ・ストレス 寝ているとき無意識に歯を食いしばることで、不安や憂うつな気持ちを解消していると言われています。 ・飲酒や喫煙 アルコールやニコチンの摂取は、歯ぎしりの症状を悪化させるリスクがあると言われています。 ・噛み合わせ 噛み合わせたときに、特定の歯だけが強く接触していたり、詰め物が高過ぎてぶつかっていたりすると歯ぎしりの原因となることがあります。


4.お顔の悩みに対する施術

No.10鍼灸整骨院では、お顔の悩みに対して患者様の状態によってどの様な施術方法がベストか常に考え施術を行っております。 《美容鍼》 ・顔に美容鍼をすることで表情を作る筋肉に直接働きかけて、シワの原因の一つである硬くなった筋肉をやわらかくし、低下した筋肉への血流を向上させて、たるみを解消することが出来ます。
・鍼で筋肉に刺激を与えることで、血流が良くなり、代謝活動が上がり、老廃物が流れることで お肌のターンオーバーが活発になります。
・美容鍼をすると、まず皮膚が断裂して組織の破壊が起こります。人の身体は組織の破壊が起こると早く治ろうと自己修復を始めます。次にコラーゲン・エラスチンなどの弾性繊維が活性化することで、 ハリや弾力のあるお肌に生まれ変わります。
・電気パルスを使うことにより咀嚼筋(ご飯を食べる時に使う筋肉)が収縮運動をします。普段使われにくい筋肉も運動(収縮)するため、引き締め効果、歯ぎしり、むくみ、目の下のくまの改善など得られます。 咬筋(こうきん) ものを噛む際に、使う筋肉です。
食べ物を食べる際に強く噛みがちな方、歯ぎしりをする方はこの咬筋がコリ、固く張った状態になってしまいます。咬筋がコリ、固く張った状態になりますと、いわゆるエラが張ったお顔となり、本来よりもお顔が大きく見えてしまうようになります。
エラや食いしばり、歯ぎしりが気になる方にはこの咬筋を刺激します。 頬骨筋(きょうこつきん) 口角のあたりからこめかみの方につながっている筋肉です。
口角をグッと強く、頬の方向へ引き上げる働きがあります。この頬骨筋のおかげで、口を大きく開けたり、大きく笑うことができます。頬骨筋が硬く張った状態になると、ほうれい線や口角が下がっていきます。リフトアップやほうれい線、たるみが気になる方にはこの頬骨筋を刺激します。
《口腔内マッサージ》 No.10鍼灸整骨院の口腔内マッサージでは、凝り固まった咬筋(噛む筋肉)をお口の中から緩めていきます。
咬筋(噛む筋肉)のコリをほぐすと、それと連動している多くの筋肉の緊張もゆるめることができます。咬筋以外にも、唾液腺マッサージも行っていきます。ストレスは唾液量を減少させ、くいしばりが強くなってしまいます。唾液腺を刺激することにより、副交感神経が優位に働きます。結果的に唾液量が増え、ストレスの緩和や自律神経の乱れが整ってきます。


5.お顔の悩みに対する施術期間

お顔周りの施術期間としてはお悩みや症状によって、施術法や施術期間は全く異なりますが、目安としては約3か月でリフトアップやシワなどのお悩み改善を目標に施術をしていきます。
頻度に関しては、初めの3〜4回くらいは週1回のペースで続けてあげると良いです。症状が改善してきてからも、出来れば月に1〜2回は受けていただくことをお勧めしております。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、お顔の悩みは生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しがお顔の悩みの改善を早めてくれます。


生理痛

1.生理痛とは

子宮の内部には「子宮内膜」という赤ちゃんを育てるベッドが作られます。妊娠しなかった場合には、そのベッドが剥がされて血液と一緒に体外に出されます。このベッドを作ることと体外に排出することは、だいたい28日周期で繰り返され、ベッドを体外に排出する時が生理で、その際に感じる下腹部や腰などの痛みを「生理痛」と呼びます。


2.生理痛の症状

●下腹部の鈍痛やキリキリした痛み・腰痛 プロスタグランジンが過剰に分泌されると、子宮や周りの血管が過剰に収縮し、下腹部の痛みを起こします。また子宮の周りの血流が悪くなるため、骨盤周りを中心に腰痛が起こります。 ●下痢・吐き気 プロスタグランジンの作用が、子宮だけでなく胃腸の働きにも影響を与え、下痢を引き起こすこともあります。胃腸の働きが悪くなることで吐き気がしたり、食欲がなくなることもあります。 ●頭痛 ホルモンバランスの乱れにより、生理の前後で頭がズキズキするような頭痛が起こる場合があります。 ●イライラ・怒りっぽい ホルモンバランスの変化などによって、感情が不安定になります。生理前からイライラが続き、生理が始まると落ち着くようであれば、PMS(月経前症候群)かもしれません。


3.生理痛の原因

●プロスタグランジンの分泌量が多い 生理中は、子宮を収縮させ、剥がれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスタグランジン」が分泌されます。プロスタグランジンの分泌が多いと、子宮の収縮が過剰になって下腹部や腰の痛みの原因になります。さらに、このプロスタグランジンの一種には痛みを強めるなどの作用があるので、頭痛や腰痛の原因にもなります。 ●子宮口が狭い 出産経験のない女性や若年女性に多い原因です。子宮の出口がせまいために、経血がスムーズに外に流れにくいことから痛みを感じます。 ●血行不良による冷え 体が冷えると、血液の巡りが悪くなり、痛みの元となるプロスタグランジンが骨盤内で滞ってしまうので、痛みが強くなります。生理がはじまると、体温は生理前よりも下がります。それに加えプロスタグランジンの働きで血管が収縮するので、血行が悪く、体は冷えやすい状態になります。 ●ストレス ストレスは、ホルモンや自律神経のバランスを崩し、血行を悪くさせます。その結果、骨盤内の温度も低下し痛みが強く出てしまいます。また、過剰なストレスは体温調節の機能なども低下させるので、冷えが起こりやすくなります。


4.生理痛の治療

No.10鍼灸整骨院では、生理痛治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 【東洋医学的な鍼治療】 東洋医学では、人間の体は「気・血・水」のバランスが大切です。生理痛は「血」が足りない、あるいは、流れが滞ることで起こると考えられています。
体の冷えや骨盤内の血流改善、イライラなどの精神症状を抑える必要があります。
東洋医学では、「肝」を補う治療を行います。西洋医学でいう肝臓の働きだけでなく、自律神経系や新陳代謝の機能を担い、全身の「気・血」の流れをコントロールし、精神を安定させたり、内臓の働きをスムーズに保ったりする役割をしています。また、肝は血を貯蔵し、必要に応じて供給するという血の調節機能も担っています。 ●生理痛で使用するツボ 1.太衝(たいしょう) このツボは「肝」とつながりが深く、「気が上がっている」「気の流れが悪い」などの状態を改善する効果があります。足の親指と人差し指の骨の合わせ目、少し手前の位置。脈が触れるところです。 2.血海(けっかい) 血海の「血」は血液や血流のこと、「海」は大量に集まる場所という意味で、血の道にかかわる病気を治すと言われます。血の流れが悪い、不足しているといった婦人科系の症状に効果的なツボです。膝のお皿の上、内側の角から指3本分上がったところです。 【現代医学的な鍼治療】 肩こりや、腰痛などの症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。全体の筋緊張の緩和を通して、睡眠障害や全身倦怠感を整えていく治療を行います。
僧帽筋(上部、中部、下部線維)…肩井(けんせい)、肩外兪(けんがいゆ) 僧帽筋は、一番表層にある薄い筋肉です。表面のコリが滞っているとリンパの流れや筋膜の動きが悪くなってしまうので生理痛には、欠かせない場所です。 腸腰筋 卵巣動脈は腹大動脈から分岐して卵巣までの栄養を配給しています。
また、子宮に関しては腸骨動脈から分岐した内腸骨動脈によって栄養配給を受けています。
腹部?骨盤帯への血流を向上させる事が卵巣動脈の血流の向上に繋がります。
その上で最も有効な筋肉が「腸腰筋」になります。
この筋肉は腰椎・骨盤〜股関節内側へ伸びる長い筋肉になります。
この筋肉を鍼治療で刺激する事で、卵巣動脈、子宮内膜へ血液を送り込む可能性が高くなります。不妊治療でもこの腸腰筋の刺激は大切です。
《マッサージ・腸セラピー》 手技療法では主にお腹や腰周りの血流を改善していくことと自律神経を整える治療を行っていきます。 マッサージ 血流が悪くなり発痛物質が血中に停滞することが痛みの原因となります。マッサージでは筋肉を緩めて血流を改善し腰の痛みを取っていきます。
また、マッサージには交感神経(緊張させる神経)を抑え、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位に働かせる効果もあるので、自律神経を整えるアプローチもしていきます。 ●背部の緊張を取る
●骨盤周辺の筋肉を緩める
●頭やお顔のマッサージをする
お体全体の血流を良くして体温を上げることも非常に効果的です。 腸セラピー 腸は自律神経をコントロールする臓器とも言われており、ストレスが原因となっている生理痛に対しては腸セラピー(腸揉み)で、直接お腹にアプローチしていくことによって、自律神経機能を調整していき、血流を改善していきます。
運動やストレッチも血流を改善するには重要になりますので、自宅でできる運動指導などもさせていただきます。


5.生理痛の治療期間

生理痛の治療期間としては個人差がありますが、約3か月で血流改善することを目標に治療をしていきます。体質の改善が必要になりますので、1〜2回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1〜2回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、生理痛は生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しが生理痛改善を早めてくれます。


便秘

1.便秘とは

「何日も便が出ない」、「お腹が張る」、「お腹が痛い」、「便が硬くなる」「お腹の動きが良くない」など、排便に痛みや不快な感じがともなう場合は「便秘」の状態かもしれません。
排便の回数には個人差がありますが、 一般的には「排便が週に3回未満」が便秘とされる状態の目安となります。腸が活発に働いていれば1日3回〜週に3日程度、排便が起こります。


2.便秘の症状

排便回数の減少、排便時痛、残便感、腹痛などの症状から、頭痛、胃痛といった、便秘とは一見関係がないように思われる症状もあらわれることがあります。


3.便秘の原因

便秘には大きく分けて2つ種類があります。 ●原因がはっきりしている便秘 ・器質性便秘 胃や小腸、大腸などの消化器系の臓器の病気からくる便秘。代表的な病気は、大腸がん、クローン病、過敏性腸症候群(IBS)、などがあります。器質性便秘の可能性がある方は、病院を受診しましょう。原因の病気を治すことが1番重要になります。 ・症候性便秘 内科的な病気からくる便秘。代表的な病気は、糖尿病やパーキンソン病などの内科的疾患に加え、うつ病などの精神疾患からくる便秘も症候性便秘に含まれます。 ・薬剤性便秘 お薬の服用が原因となって起こる便秘です。高脂血症治療薬やうつ剤、鎮痛剤、利尿剤などのお薬が便秘に影響します。 ●原因がはっきりしていない便秘 ・機能性便秘 病気やお薬など原因がはっきりしている便秘に対し、原因がはっきりとしていない便秘です。運動不足や睡眠不足、栄養の偏りなど生活習慣の乱れにより生じる便秘となります。
精神的・肉体的な疲労によって、腸の動きをコントロールする自律神経が乱れてしまうことが原因で起こる便秘や、若者に多く、ストレスを感じると腹痛や便秘をくりかえしてしまう便秘型IBSなどが機能性便秘に含まれます。


4.便秘の治療

No.10鍼灸整骨院では、便秘治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 妊婦さんは便秘になりやすいですが、お腹のツボはなかなか押せないですよね。ここでは妊婦さんでも押せる場所にある便秘に効くツボをご紹介します。
便が体内に留まるということは、不要物が体内に溜まるということです。すなわち毒素が体外に出ていかないということです。そう考えると便秘ひとつとってもなんだか怖いものがありますよね。不要物を排出することは栄養を摂取することと同等に重要なことなのです。
●便秘で使用するツボ 1.便秘点(べんぴてん) 肋骨の一番下から指2本分下で、背骨から左右両側に指4本分外にある部分。
このツボは、その名にあるとおり便秘への大きな効果が期待できるツボです。便秘に悩んでいる場合には最初に試してみる価値のあるツボだと言えるでしょう。また、腰痛への効果も期待できます。
2.大腸兪(だいちょうゆ) 腰椎(腰の骨)の高さで、背骨から指2本分外側の左右両側
大腸に気血を注ぐツボで、便秘や下痢など大腸関連の症状によく効きます。腰にあることから、腰痛の解消にも効果があります。
《マッサージ・腸セラピー》 「便秘の原因」で記載しました通り、精神的・肉体的なストレスから自律神経が乱れ、それが便秘の原因となることがあります。
主に手技療法では自律神経を整える治療を行っていきます。 マッサージ マッサージでは、交感神経(緊張させる神経)を抑え、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位に働かせるようなマッサージをメインに行っていきます。
●背部の緊張を取る
●骨盤周辺の筋肉を緩める
●頭やお顔のマッサージをする
お体全体の血流を良くして体温を上げることも非常に効果的です。 腸セラピー 腸は自律神経をコントロールする臓器とも言われており、腸の動きが悪くなったり、お腹が冷えたりすることによって、副交感神経(リラックスさせる神経)の働きが低下します。
No.10鍼灸整骨院の腸セラピー(腸揉み)では、直接お腹にアプローチしていくことによって、自律神経機能を調整していくのに加え、腸の蠕動運動を活性化させていくことで腸の動きを活発にしていきます。
運動やストレッチも便秘を改善するには重要になりますので、自宅でできる運動指導などもさせていただきます。


5.便秘の治療期間

便秘の治療期間としては個人差がありますが、約3か月で便秘改善を目標に治療をしていきます。体質の改善が必要になりますので、1〜2回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1〜2回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、便秘は生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しが便秘改善を早めてくれます。


冷え性

1.冷え性とは

冷え性は、体温自体はそれほど低くないのに、手や足など体の末端まで血液が行き届かず、手や足の指先が冷えている状態のことをいいます。すべての方に起こる可能性はありますが、女性の痩せている方に多く見られることが多いです。
運動などで体を温めたり手袋や靴下で防寒しても温まりにくいという特徴があります。


2.冷え性の症状

冷え性の代表的な症状としては以下の通りです。 ●手先、足先が冷える 体温が正常でも、手足の指先だけが冷えている状態です。寒くなると血管が収縮するため血流が悪くなり、心臓から送り出される温かい血液が手先、足先の血管まで行き届かず、冷えを起こします。冷えがひどい場合には痛みを感じることもあります。 ●不眠 手先、足先の冷えは体にとってストレスになります。それは自律神経の乱れを引き起こし、結果的に睡眠の妨げになってしまいます。


3.冷え性の原因

●筋肉量の不足による血行不良 筋肉には全身に血液を送るポンプのような働きがあるので、筋肉量が少ないと全身に血液が送れず、血行不良を起こします。冷え性が女性に多いのは、筋肉量が男性よりも女性のほうが少ないからです。 ●血液循環が良くない 水分不足や食生活の乱れは血液循環を悪くし、血行不良の原因となります。 ●寒い環境 寒い環境に長い時間いると、交感神経(緊張させる神経)が優位になり、体の中心部の温度を高めようとする働きが起こります。その反面で、末端の血流や皮膚表面の血流を滞らせるような働きが起こるので、寒い環境下では手先、足先が冷えやすくなります。 ●ストレスによる血行不良 過度なストレスが加わると、交感神経(緊張させる神経)が優位に働きます。
この状態が続いてしまうと、血管が収縮し血液が末端まで行き届きにくくなります。


4.冷え性の治療

冷え性の治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 2つの治療法を組み合わせて施術を行います。
西洋医学では冷えを治療する方法はありませんが、東洋医学では冷えが様々な病気や不調の原因であり、病気の手前の未病として扱います。あなたも冷えを改善するために鍼治療を取り入れてみませんか? 【東洋医学的な鍼治療】 冷えといっても種類がいくつかあります。東洋医学では体の構成成分を「気・血・水」の3つに分けて考えます。冷えの原因が「気・血・水」のどれにあてはまるのかによって、4つの体質に分けられます。鍼治療は誰にでも同じように効くのではなく、その人の体質によって使い分けることが大切です。
●瘀血(おけつ) お血の特徴としては、手足の先端が冷えている、月経周期が乱れがち、生理痛や肩こりがひどい方です。このタイプは血の流れが滞っており、全身にうまく血液が回っていないので末端が冷えやすくなります。冷えの解消には血の巡りを良くしてあげることが必要です。 瘀血で使用するツボ 血海(けっかい) 血海の「血」は血液や血流のこと、「海」は大量に集まる場所という意味で、血の道にかかわる病気を治すと言われます。血の流れが悪い、不足しているといった婦人科系の症状に効果的なツボです。膝のお皿の上、内側の角から指3本分上がったところです。 ●血虚(けっきょ) 血虚の特徴は手足の先が冷えやすいことです。顔色が冴えない、爪が割れやすい、疲れやすい、女性では生理の時の経血量が少ないなどの症状がみられます。この体質では血の量が不足しているため、全身に十分な血が巡らず様々な不調となって現れます。更年期障害の方も血虚になりやすいです。 血虚で使用するツボ 三陰交(さんいんこう) 血虚にとても効果があることで有名。更年期症状、メンタルケア、冷え症、むくみなど応用範囲の広いのが特徴。押してみると痛みを感じる女性が多いです。足を通っている肝経、脾経、腎経というとても大切な3つの陰経が交わっているツボです。内くるぶしの上、指4本分で、押すと圧痛のある人が多い場所です。 ●気虚(ききょ) 気虚の特徴は、元気がでない、疲れやすいという方です。「気」は全身に血や水を巡らせるために必要です。エネルギー不足による場合と、エネルギーの消耗が多い場合の2つが原因として考えられます。 気虚で使用するツボ 太衝(たいしょう) このツボは「肝」とつながりが深く、「気が上がっている」「気の流れが悪い」などの状態を改善する効果があります。足の親指と人差し指の骨の合わせ目、少し手前の位置。脈が触れるところです。 ●気帯(きたい) 気帯の特徴は、下半身は冷えているけれど、頭や顔がのぼせる、ストレスをためやすい、月経前に胸がはる、自律神経が乱れやすい、イライラしやすいなどの症状がみられます。この体質では気の巡りが悪く滞りがちなので、血をうまく動かすことができず冷えを生じます。 気帯で使用するツボ 太渓(たいけい) 「腎」とつながりがあるツボと言われます。生殖、泌尿器、老化などに関係する諸症状はもちろん、冷え(特に下半身の冷え)にも効果が期待できます。 内くるぶしの高さで少し後ろ側、アキレス腱との間にあり ます。少し凹んでいるところの真ん中が目安です。 【現代医学的な鍼治療】 肩こりや、腰痛などの症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。全体の筋緊張の緩和を通して、血流改善し冷え性を治していきます。
《マッサージ》 手技療法では、血行不良を起こしている筋肉に対してマッサージをしていきます。マッサージをすることで固まっている筋肉をほぐし、血流改善をしていきます。
冷え性の中でも1番多いとされる足先の冷えの方には、ふくらはぎのマッサージを念入りに行います。
ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれており、血液循環との関連が非常に強い筋肉の1つです。ふくらはぎをマッサージするだけでも血流はすごく良くなります。
また、「膝の裏」「内もも」「骨盤」この3つのポイントの筋肉が硬くなることが、足先の冷えの原因にもなります。この3つのポイントが硬くなることで血管が締め付けられ血液循環が悪くなってしまうので、このポイントは重点的に施術していきます。


5.冷え性の治療期間

冷え症の治療期間としては個人差がありますが、約3か月で冷え症、改善を目標に治療をしていきます。体質の改善が必要になりますので、1~2回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1~2回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、冷え症は生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しが冷え症、改善を早めてくれます。


ぎっくり腰

1.ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは急性腰痛症とよばれ、急に腰部に激痛がはしる症状です。
急な動作、体を捻ったときなどに発症し、場合によっては、起き上がれないほどの激痛が走ることもあります。
急に強い痛みがやってくることから、欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれています。


2.ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰が起こると腰が急激に痛み、体を自由に動かせなくなります。代表的な症状としては以下の通りです。 ・起き上がろうとしたり立ち上がろうとすると腰が痛む
・腰が痛くて普段通り歩けない
・せきやくしゃみが腰に響く
程度にもよりますが、重度のぎっくり腰になると、動くのはもちろんのこと、通常の姿勢でいることも辛く日常生活に大きく支障をきたします。


3.ぎっくり腰の原因

椎間板ヘルニアや腰の筋肉の損傷、腰椎椎間関節(腰の骨)のねんざなど、腰椎周辺の関節や筋肉、靭帯の一時的な損傷などが考えられていますが、ぎっくり腰は多くは原因がわからず、非特異的腰痛と言われています。
ただし、骨格の歪みや筋肉の過緊張、過度な筋肉負荷なども、腰周辺に負担がかかるためぎっくり腰の原因となるケースもあります。つまり腰に異常なストレスがかかっているときに発症することが多いです。 日常生活から考えられるぎっくり腰の原因 ●運動不足、老化による筋力低下 腰の周りにある筋肉は骨盤や背骨を支える役割があるのでそれらの筋肉が硬くなり、使えない状態になると腰痛を引き起こします。
お尻の筋肉(中殿筋、大殿筋、梨状筋)や骨盤と背骨をつなぐ筋肉(大腰筋、腸骨筋)の筋力が衰えると腰椎に負担がかかり腰痛を引き起こします。
また、お腹の筋肉も、良い姿勢を維持したり腰に負担のかからない姿勢でいるためには必要な筋肉になりますので、腹筋の筋力低下も腰痛の原因となります。 ●筋肉の緊張 長時間同じ姿勢でいたり、無理な姿勢を長い時間続けていたりすると、筋肉は緊張し血行が悪くなり腰痛を引き起こします。 ●急な動きや過剰な負担 急な動きや腰への過剰な負担は、筋肉や関節を痛めやすく、慢性的な腰痛だけでなく、ぎっくり腰などの急性腰痛の原因にもなります。


4.ぎっくり腰の治療

ぎっくり腰治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 ぎっくり腰を繰り返し起こす方は、腰〜臀部(お尻)が慢性的に「ガチガチ」に凝っている方です。腰〜臀部(お尻)の筋肉が常に張っている状態なので、その原因となっている筋肉を鍼治療で緩めていきます。 【シンプル鍼治療】 鍼治療が初めての方お勧めです。
腰痛の症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。全体の筋緊張の緩和を通して、腰、臀部(お尻)のコリをとる治療を行います。 「腰痛に関する筋肉」 腸腰筋(大腰筋・腸骨筋) ギックリ腰治療に一番関係が深い筋肉です。
腰の筋層で一番深い筋肉です。腰のインナーマッスルとも言われています。
腸腰筋を緩めることで、体幹部が安定します。下半身と上半身を結ぶ腸腰筋は、それぞれの体幹部がブレないように支え、身体のバランスを維持する働きがあるので、身体を動かす基本でもある体幹の軸を整えられます。腸腰筋を緩めることで比較的に軽いギックリ腰は楽になります。 脊柱起立筋:腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ) 背中のコントロールをする司令塔でもあり体の軸を支えるリーダー。その名も「脊柱起立筋」。へその高さで、腰に手を置いて、親指が届いたところです。
ここの筋肉が滞ると前かがみや体を捻る動作が困難になります。「脊柱起立筋」の筋肉を緩めることで、ギックリ腰は楽になります。
【筋パルスによる鍼治療】 頑固なコリの方は筋パルスをお勧めします。
筋パルスの方法は、目的とする筋のほぼ中央にあるツボに鍼を刺して筋肉に電流を流し通電させます。
筋パルスでは、少ない電流量でリズミカルに筋収縮が生じるように刺鍼部位や深さを調整します。
《保険・整体治療》 「ぎっくり腰の原因」でも記載しましたが、ぎっくり腰の原因は体の歪みや筋肉の過緊張から起こるケースがあるので、保険・整体治療では原因となる歪みの改善や筋肉の緊張を緩めるため治療を手技療法で行います。 ●初期 安静・アイシング 周辺の筋肉にアプローチ ぎっくり腰の初期(発症後〜3日)は強い痛みが残ることが多い為、患部にはあまり治療は行いません。なぜなら、痛みの強い時期にマッサージをしすぎてしまうと、筋肉を傷つけてしまい余計に痛みが出てしまうことがあるからです。ですので、ぎっくり腰の初期では臀部(お尻の筋肉)や背中、足の筋肉を緩めていく手法がメインとなります。周辺の筋肉を緩めることも早期回復には効果的です。
また、ぎっくり腰の初期では筋肉が炎症を起こしていることが多いので、患部をアイシングし、痛みの緩和をしていきます。2〜3日経つと炎症もおさまるので、温めて血流を促すことが大事です。
ぎっくり腰は以前は絶対安静でしたが、最近では早めに無理ない範囲で動かしてあげた方が回復が早まることが分かっております。 ●中期 患部へのアプローチ 股関節のストレッチ ぎっくり腰は発症直後痛みが増してくる場合がありますが、数日後には痛みが緩和してくるケースが多いです。
痛みが緩和してきたら、過緊張を起こしている患部の筋肉へのアプローチをしていきます。また、股関節周りのストレッチを痛みのない範囲でしていくことで日常生活動作で痛みの出ない状態まで回復していきます。 ●後期 再発予防 運動指導 痛みが落ち着いてきた最終段階では、全身のバランスを整え、再発予防をしていきます。
ぎっくり腰は再発しやすい症状と言われておりますので、痛みがなくなってからも、定期的なメンテナンスをお勧めしております。
また、痛みが落ち着いた段階でセルフストレッチの指導もさせていただいております。


5.ぎっくり腰の治療期間

ぎっくり腰の治療期間は程度によって変わってきますが、いずれにしてもぎっくり腰の治療は発症直後〜3日目の過ごし方が重要になります。
発症直後には無理なく動かすこととアイシングを行うことで回復はぐっと早まります。
経過を追いながら、少しずつ運動をしていくことでスムーズに痛みのない状態まで回復させます。
軽度のぎっくり腰であれば、早くて1週間程度で回復しますが、症状が強い場合で適切な処置を行わないと、1ヵ月経っても良くならない場合がありますので、1日でも早く回復するためにもぎっくり腰になってしまった際は程度に限らずしっかりとケアしていきましょう。


肩こり

1.肩こりとは

首・背中の上部、肩や腕に関わる筋肉の鈍い痛みや圧迫感、違和感、不快感などこれらの症状を総称して肩こりといいます。身体的、精神的なストレス、自律神経の乱れなどによる肩周辺の筋肉の緊張と血流不足が原因です。


2.肩こりの症状

慢性的な首の痛みや肩の重だるさ、頭痛などが起こり、ひどくなると、吐き気やめまい、耳鳴り、腕のしびれなどを引き起こします。また、肩が上がらない、動かすと痛みがるといった、四十肩、五十肩のような症状が出ることもあります。


3.肩こりの原因

●同じ姿勢での長時間のデスクワーク 同じ姿勢で長い時間デスクワークをしていると、パソコンの画面に集中しすぎて頭が前に出てしまうような姿勢になりがちです。そうなると、頭を支える首や肩の筋肉への負担は大きくなってしまうので肩こりが起こりやすいです。 また長時間のパソコン作業による眼精疲労も肩こりの原因となります。 ●枕・睡眠 高すぎる枕や不自然な姿勢で寝たりすると、筋肉のコリや睡眠不足の原因となり、首肩こりが起こることがあります。特に枕の高さが合わないと首への負担は大きくなります。 ●ストレス 日常的にストレスを感じている人は首や肩を痛めやすいといわれています。これは、僧帽筋と胸鎖乳突筋、この2つの筋肉が脳の副神経につながっています。脳がストレスを感じることにより、脳の影響を受けやすいこれらの筋肉もストレスの影響を受けて、筋肉がこわばり、凝りにつながると考えられます。 ●運動不足による血行不良 運動不足は血行不良を招き、肩こりの原因になります。


4.肩こりの治療

肩こり治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 肩こりを繰り返し起こす方は、肩、背中、肩甲骨のこりが慢性的に「ガチガチ」に凝っている方です。肩、背中、肩甲骨の筋肉が収縮しつづけて、緩まなくなっている状態です。筋肉が常に張っている状態なので、その原因となっている筋肉を鍼治療で緩めていきます。 【シンプル鍼治療】 鍼治療が初めての方にお勧めです。
肩こりの症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。肩、背中、肩甲骨のコリをとる治療を行います。 「肩こりに関する筋肉」 僧帽筋:天柱(てんちゅう)、肩井(けんせい) 筋肉は何層にもなっていますが、この僧帽筋は一番表層にあるとても薄い筋肉です。
なんとなく重だるい肩こりの方は、この僧帽筋の緊張をとれば楽になります。 菱形筋:膏肓(こうこう) 菱形筋は僧帽筋の下、肋骨の上にある第2層目の筋肉で頑固な肩こり、肩甲骨のこりには、この菱形筋の緊張を緩める必要があります。 棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋 インナーマッスルと言われている筋肉です。
肩甲骨から肩に付着する筋肉ですがこれらも肩こりと関係があります。
ここの筋肉が緊張すると腕が上がりにくくなり、四十肩(肩関節周囲炎)の原因にもなります。インナーマッスルの緊張を緩める必要があります。
【筋パルスによる鍼治療】 頑固な肩こりの方は筋パルスをお勧めします。
筋パルスの方法は、目的とする筋のほぼ中央にあるツボに鍼を刺して筋肉に電流を流し通電させます。
筋パルスでは、少ない電流量でリズミカルに筋収縮が生じるように刺鍼部位や深さを調整します。
《マッサージ・整体》 ●マッサージ 首・肩周りの筋肉が硬くなり血行不良を起こすことによって、肩コリを感じるので、マッサージでは肩コリに関連のある筋肉を指圧のマッサージによって揉みほぐしていきます。 ●整体 悪い姿勢で生活していると、良い姿勢でいる時と比べ首や肩に負担がかかりやすくなり肩コリを感じます。
整体施術では、なぜ肩がこるのかを姿勢分析をすることで明確にし、首や肩の筋肉に負担のかかりにくいような姿勢をつくっていきます。
首や肩の筋肉に対してのアプローチに限らず、骨盤の歪みや肩関節の動きなど、筋肉以外に肩コリを誘発しているところがあれば、そちらからしっかりと整えていきます。
また、自宅でできるストレッチや体操などのセルフケアもご指導させていただきます。


5.肩こりの治療期間

一時的な肩こりの改善であれば1回の施術でスッキリすることもあります。
しかし、姿勢の改善、首や肩の筋肉に負担のかかりにくい体づくり(根本改善)をしていこうと思うと、1回で改善してこないケースがあるので、ある程度継続して治療をしていく必要があります。
症状の程度や姿勢の状態によって個人差はありますが、一般的に根本改善に要する期間としては3か月ほどと言われておりますので、根本的に改善していきたい方は3か月程度みていただくと良いかと思います。


股関節痛

1.股関節痛とは

股関節痛とは股関節の痛みで、加齢による骨の新陳代謝の低下やスポーツでの障害など様々な要因により股関節痛が起こります。冷えや肥満、過去のけが、運動や仕事による股関節への負担、筋力の低下などが原因となることが多く、女性の方は股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が原因となり股関節痛を起こすことがあります。


2.股関節痛の症状

股関節への症状の出方はその原因が何なのかによって大きく異なりますが、一般的な症状をいくつか上げていきます。 ●疼痛(股関節周囲の痛み) 長時間の歩行時・歩行後にだるさや運動開始時の痛みとして現れ、進行してくると痛みは持続的となり、ひどくなると安静時痛や夜間痛が出現してきます。 ●可動域制限 関節の変形が進行してきたりすると、関節の動きの制限が現れます。 ●異常歩行(跛行) 疼痛性跛行は、股関節の痛みにより痛みのある部分をかばって歩行をすることです。


3.股関節痛の原因

股関節痛の原因は様々で、症状の出方や度合いも人によって違います。
ここでは膝痛の原因として多いものをいくつか上げていきます。 ●変形性股関節症 女性に多く、原因は発育性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。 ●臼蓋形成不全 臼蓋が生まれつき浅い場合や、乳児期の足の動きを妨げた結果として生じます。
臼蓋が極端に浅いと、骨頭が臼蓋にはまりきらずに脱臼となります。一方、関節が浅いだけで脱臼していない場合でも、関節の接触面積が少ないために狭い面積に体重が集中するので、軟骨が摩耗しやすく変形性股関節症の原因となります。 ●特発性大腿骨頭壊死症 骨も体の他の組織と同じように血液循環が必要です。元々何ヶ所か血流障害を起しやすい場所があり、大腿骨頭はその代表的な部位で、軟骨で被われた大腿骨頭が関節内に深く納まっているため血管が少なく、血流障害を起すと骨の壊死が引き起こされます。この壊死した骨の部分が大きいと体重を支えきれなくなって、潰れてしまい痛みが出ます。 ●大腿骨頸部骨折 骨粗鬆症で骨がもろくなった高齢者に多発します。大腿骨頸部骨折では股関節部(脚の付け根)に痛みがあり、ほとんどの場合、立つことや歩くことができなくなります。 ●鼠径部痛症候群 体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性の低下による拘縮や骨盤を支える筋力低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動することが出来ず、不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。サッカー選手に多いとされています。 ●関節リウマチ 関節リウマチのような関節炎では、関節の中にある膜が炎症を起こします。 炎症により放出された化学物質が関節の軟骨や骨を破壊し、痛みや腫れを引き起こします。


4.股関節痛の治療

No.10鍼灸整骨院では、股関節痛の治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。
股関節痛の治療には、3つのコースをご用意しております。 《鍼治療》 股関節の痛みは、腸腰筋が硬くなっている方が多いです。
腸腰筋が硬くなっていると、足の付け根が詰まった感じがすると言われます。
腸腰筋(腸骨筋・大腰筋)は、深層筋肉や深部筋肉と呼ばれており、身体の奥にある筋肉です。その為、マッサージなどではなかなか届きません。
鍼治療では、腸腰筋(大腰筋)まで刺入し、刺激することができます。 腸腰筋 腰と骨盤の間にある筋肉です。
腸腰筋は下半身と上半身につながっているため、筋肉が硬くなると腰への負担が増大します。これにより股関節痛を引き起こす引き金にもなります。生活や仕事の中でのデスクワークや家事など同じ姿勢で作業をしていると血流が悪くなり腸腰筋も硬くなります。股関節痛や腰痛の方には欠かせない場所です。
《マッサージ・整体》 ●マッサージ まずはカウンセリングをさせていただき、なぜ股関節の痛みが起こっているのかを明確にしていきます。
症状によってアプローチの仕方は変わりますが、筋肉の使い過ぎや血行不良が原因で起こる股関節痛に対しては、マッサージや整体を行います。マッサージでは筋肉の硬さをマッサージによって揉みほぐしていきます。筋肉を緩めることで血行が良くなり痛みが緩和します。また、股関節の骨格上、負担がかかりやすくなっている場合は整体もお勧めさせていただいております。整体施術では、なぜ股関節の痛みが出ているのかを姿勢分析をすることでできる限り明確にし、股関節周辺に負担のかかりにくいような姿勢をつくっていきます。
コリの強い筋肉に対してのアプローチに限らず、骨盤の歪みや膝関節・足関節の動きなど、筋肉以外に股関節痛を誘発しているところがあれば、そちらからしっかりと整えていきます。
また、自宅でできるストレッチや体操などのセルフケアもご指導させていただきます。


5.股関節痛の治療期間

股関節痛の治療期間としては症状によって、治療法や治療期間は全く異なりますので、No.10鍼灸整骨院にご相談ください。


腰痛

1.腰痛とは

腰痛は、男性では1番、女性でも肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状(国民生活基礎調査の結果)で、その数は増加傾向にあります。
腰椎と呼ばれる5つの骨がブロックのように積み上げられて構成されています。腰痛の多くは、腰椎に負担がかかることで発症しますが、筋肉の疲労などその他にもさまざまな要因が腰痛の発症に関係しています。


2.腰痛の症状

・痛み(腰の下の方、お尻、太ももの後ろ、側面)
・コリ(腰、お尻、太もも、ふくらはぎ)
・しびれ(お尻、太ももの後ろ、側面、前面、ふくらはぎ、足先)
上記に記したように一概に腰痛と言っても症状の出方・感じ方は様々です。人によっても異なります。


3.腰痛の原因

診察や画像診断で原因が特定できる腰痛を特異的腰痛(原因がはっきりしている)と呼びます。 坐骨神経痛を伴う椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、感染性脊椎炎や脊椎腫瘍など整形外科の病気のほか循環器科、泌尿器科、婦人科などのさまざまな病気が原因で起こる場合もあります。
それに対して、原因がはっきりしていない、レントゲン検査、MRI、CTでは問題がないと言われる、非特異的腰痛(原因不明)が全体の85%を占めております。非特異的腰痛の中には、いわゆるぎっくり腰(腰椎捻挫)や変形性腰椎症なども含まれます。 日常生活から考えられる原因 ●運動不足、老化による筋力低下 腰の周りにある筋肉は骨盤や背骨を支える役割があるのでそれらの筋肉が硬くなり、使えない状態になると腰痛を引き起こします。
お尻の筋肉(中殿筋、大殿筋、梨状筋)や骨盤と背骨をつなぐ筋肉(大腰筋、腸骨筋)の筋力が衰えると腰椎に負担がかかり腰痛を引き起こします。
また、お腹の筋肉も、良い姿勢を維持したり腰に負担のかからない姿勢でいるためには必要な筋肉になりますので、腹筋の筋力低下も腰痛の原因となります。 ●筋肉の緊張 長時間同じ姿勢でいたり、無理な姿勢を長い時間続けていたりすると、筋肉は緊張し血行が悪くなり腰痛を引き起こします。 ●急な動きや過剰な負担 急な動きや腰への過剰な負担は、筋肉や関節を痛めやすく、慢性的な腰痛だけでなく、ぎっくり腰などの急性腰痛の原因にもなります。


4.腰痛の治療

No.10鍼灸整骨院では、腰痛治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 慢性的な腰痛の方は、腰〜臀部(お尻)が慢性的に「ガチガチ」に凝っている方です。腰〜臀部(お尻)の筋肉が常に張っている状態なので、その原因となっている筋肉を鍼治療で緩めていきます。 【シンプル鍼治療】 鍼治療が初めての方お勧めです。
腰痛の症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。腰、臀部(お尻)のコリをとる治療を行います。す。 「腰痛に関する筋肉」 脊柱起立筋:腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ) 背中のコントロールをする司令塔でもあり体の軸を支えるリーダー。その名も「脊柱起立筋」。へその高さで、腰に手を置いて、親指が届いたところです。
ここの筋肉が滞ると前かがみや体を捻る動作が困難になります。「脊柱起立筋」の筋肉を緩めることで、比較的に腰痛は楽になります。 中殿筋 「腰痛の原因」でも記載した通り、骨盤の安定性や姿勢改善も腰痛治療には必要になります。中殿筋は、骨盤に付着している筋肉です。そのため、骨盤の安定性や姿勢改善に大きく関与しています。この筋肉を緩めることで、骨盤を正常の位置に戻し、姿勢を正しくしてくれます。
【筋パルスによる鍼治療】 頑固なコリの方は筋パルスをお勧めします。
筋パルスの方法は、目的とする筋のほぼ中央にあるツボに鍼を刺して筋肉に電流を流し通電させます。
筋パルスでは、少ない電流量でリズミカルに筋収縮が生じるように刺鍼部位や深さを調整します。
《保険・整体治療》 保険・整体治療では慢性的な腰痛と急性期の腰痛の2つに分けて、それぞれの治療法を説明していきます。尚、慢性的な腰痛は保険適応外になりますのでご注意ください。

これは慢性・急性に限らずですが、西新宿No.10鍼灸整骨院では診察を大事にしておりますので、何をしたときに痛みが発症したのか、痛みの出る動きはどのような動きかなどをしっかりと問診させていただき、理学検査や実際に筋肉や関節を触っていくことで、今の状態を詳しく診させていただきます。

まず、慢性的な腰痛に対しての治療法は、患部の筋肉をしっかり緩めるのはもちろんですが、なぜ慢性的に腰が痛くなっているのかをはっきりさせるため、お体全体の歪みやバランスを見ていき、腰だけでなく股関節や骨盤周りに対してのアプローチなど全体の姿勢を整えるような治療をさせていただきます。
急性期の腰痛(ぎっくり腰など)に対しては初期・中期・後期と分けて段階的に治療をしていきます。 ●初期 安静・アイシング 周辺の筋肉にアプローチ ぎっくり腰の初期(発症後〜3日)は強い痛みが残ることが多い為、患部にはあまり治療は行いません。なぜなら、痛みの強い時期にマッサージをしすぎてしまうと、筋肉を傷つけてしまい余計に痛みが出てしまうことがあるからです。ですので、ぎっくり腰の初期では臀部(お尻の筋肉)や背中、足の筋肉を緩めていく手法がメインとなります。周辺の筋肉を緩めることも早期回復には効果的です。
また、ぎっくり腰の初期では筋肉が炎症を起こしていることが多いので、患部をアイシングし、痛みの緩和をしていきます。2〜3日経つと炎症もおさまるので、温めて血流を促すことが大事です。
ぎっくり腰は以前は絶対安静でしたが、最近では早めに無理ない範囲で動かしてあげた方が回復が早まることが分かっております。 ●中期 患部へのアプローチ 股関節のストレッチ ぎっくり腰は発症直後痛みが増してくる場合がありますが、数日後には痛みが緩和してくるケースが多いです。
痛みが緩和してきたら、過緊張を起こしている患部の筋肉へのアプローチをしていきます。また、股関節周りのストレッチを痛みのない範囲でしていくことで日常生活動作で痛みの出ない状態まで回復していきます。 ●後期 再発予防 運動指導 痛みが落ち着いてきた最終段階では、全身のバランスを整え、再発予防をしていきます。
ぎっくり腰は再発しやすい症状と言われておりますので、痛みがなくなってからも、定期的なメンテナンスをお勧めしております。
また、痛みが落ち着いた段階でセルフストレッチの指導もさせていただいております。


5.腰痛の治療期間

一時的に慢性的な腰痛を改善したいのであれば1回の施術でスッキリすることもあります。しかし、姿勢の改善、腰や骨盤周辺に負担のかかりにくい体づくり(根本改善)をしていこうと思うと、1回で改善してこないケースがあるので、ある程度継続して治療をしていく必要があります。
症状の程度や姿勢の状態によって個人差はありますが、一般的に根本改善に要する期間としては3か月ほどと言われておりますので、根本的に改善していきたい方は3か月程度みていただくと良いかと思います。
急性腰痛の治療期間は程度によって変わってきますが、いずれにしても急性腰痛の治療は発症直後〜3日目の過ごし方が重要になります。
発症直後には安静とアイシングを行うことで回復はぐっと早まります。
経過を追いながら、少しずつ運動をしていくことでスムーズに痛みのない状態まで回復させます。
軽度の急性腰痛であれば、早くて1週間程度で回復しますが、症状が強い場合で適切な処置を行わないと、1ヵ月経っても良くならない場合がありますので、1日でも早く回復するためにも急性腰痛になってしまった際は程度に限らずしっかりとケアしていきましょう。


しびれ

1.しびれとは

触覚、痛覚、温度覚などの知覚神経の障害や皮膚や筋肉の血行障害などで起こります。ピリピリする、チクチクする、皮膚に触っても感覚が鈍いなどの状態です。
しびれを起こす原因は数多くあり、脳から手足のすみずみに至るまで、網の目のようにめぐらされた神経系のどこかに原因があって起こります。


2.しびれの症状

●末梢性のしびれ 末梢神経は身体全体に分布していて、1本または数本の末梢神経が外傷、圧迫で物理的に障害を受けると、神経が支配している領域にしびれや感覚鈍麻が現れます。 ●中枢性のしびれ 脳の障害によるしびれ 感覚神経は、脊髄を経由して脳の視床という部分に達するまでに左右交叉するため、通常、視床・大脳の障害では、病気と反対側の半身の感覚が低下します。 脊髄障害によるしびれ 脊髄神経はそれぞれ一定の皮膚領域と関連しています。脊髄がある位置で障害されると、その支配領域またはそれ以下の領域の感覚が障害されます。


3.しびれの原因

しびれの原因は様々で、症状の出方や度合いも人によって違います。
ここではしびれの原因として多いものをいくつか上げていきます。 ●神経の圧迫や障害 神経の長年の酷使によって、神経の通っている管が細くなったり、骨が変形して神経が圧迫されることで、ピリピリした痛みをともなうしびれを感じることがあります。 ●血行不良 肩こりや腰痛がひどくなったり、腕や足、背中の筋肉が冷たくなったりするとしびれを感じることがあります。これらの症状は、手足の先の血行不良によって起こります。 ●疾患が原因によるしびれ ・頸椎捻挫(むち打ち症) 交通事故やスポーツなどの激しい衝突によって、頚椎が強い衝撃を受け、捻挫している状態です。動かすと痛みがあり、しびれを伴う場合があります。 ・頚椎症 頚椎の加齢による椎間板の変性(老化現象)や靭帯が硬くなることにより、頚部の痛みなどの症状が発現したものを総称して、頚椎症と呼びます。 神経根や脊髄が圧迫され、首や肩甲骨付近の痛み、首肩から腕や手にかけて痛みやしびれを生じることもあります。 ・胸郭出口症候群 腕に伸びる神経は首から鎖骨あたりを通って腕へ向かいます。この鎖骨あたりで筋肉や骨が神経や血管を圧迫し、しびれや血行障害を引き起こします。長時間パソコンを使うなど手を下ろしていることで、この神経の通り道が狭くなり症状が出ます。 ・椎間板ヘルニア 背骨の骨と骨をつなぐ椎間板に亀裂ができることで、中の椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫することでしびれや痛みが起こります。首から腰にかけての痛みや足の指のしびれがあります。また、坐骨神経痛と呼ばれる足の痛みやしびれが代表的な症状です。 ・腰部脊柱管狭窄症 加齢や腰への過度な負荷によって脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するために起こります。安静にしている時は症状が軽い場合が多いですが、歩き続けると足にしびれや痛みが出て動けなくなることもあります。間欠性跛行という、立ち止まると症状は改善し、歩き出すとまた悪化するといった症状が出ることがあります。 ・腰椎すべり症 加齢とともに椎間板や靭帯、関節など腰椎を固定している組織が変性を起こし、それに伴って腰椎の安定性が失われ、腰椎にずれ(すべり)が出現します。加齢や長期間にわたる負荷などによって徐々に腰椎が変性を起こすことで発症し、強い痛みやしびれを生じます。 ・肘部管症候群 肘の内側にあり、尺骨神経の通り道になっている肘部管の中で尺骨神経が圧迫されることで、しびれを引き起こします。尺骨神経は手の小指側の感覚と手の中の筋肉を動かす神経です。 ・手根管症候群 中高年の女性に高頻度に発生する原因のはっきりしない特発性と、日常的に手を酷使する職業で起こる滑膜炎(指を曲げる腱の炎症)が多くなっています。親指から中指に広がっている神経が圧迫され親指から薬指の半分にしびれや痛みが現れます。 ・閉塞性動脈硬化症 動脈硬化によって、足への血流が減り、筋肉の組織が酸素不足になっている状態です。そのために足に冷感をともなうしびれを生じます。さらに進行すると、足先の傷から簡単に潰瘍ができてしまい、皮膚が壊死に至ることがあります。 ・帯状疱疹 体内に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルスが再び活性化して起こることで発症します。神経細胞が傷つけられることによって後遺症として神経痛が残ることがあります。 ・糖尿病神経障害 糖尿病性神経障害になると運動神経・知覚神経系が損なわれ、手足の先にしびれや痛みが起きます。症状が進むと足の筋肉が萎縮し、力が入らなくなります。また、顔面神経麻痺が起きることもあります。


4.しびれの治療

No.10鍼灸整骨院では、しびれの治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 鎮痛剤などの薬は一時的に痛みを緩和しますが、痛みを緩和するだけで根本的な原因は解決にはなりません。
長期間飲み続けると、薬に対する耐性ができるため徐々に効き目が弱くなります。No.10鍼灸整骨院では神経を刺激し圧迫する原因を根本から取り除く治療を行い、正常な状態へと導きます。
マッサージや整体は比較的表面の筋肉にアプローチすることができますので、表面の筋肉が凝っている状態でればマッサージや整体で筋肉を緩めることもできますが、深層にある筋肉へはマッサージや整体では届きません。その届かない筋肉へアプローチする現実的な手段は鍼しかありません。
《マッサージ・整体》 ●マッサージ 症状やしびれの部位によってアプローチの仕方は変わりますが、胸郭出口症候群のような筋肉のこりや骨格の歪みが原因で起こるしびれに対しては、マッサージや整体を行います。マッサージでは筋肉のこりや痺れの原因になっているポイントを指圧のマッサージによって揉みほぐしていきます。また、お体に負担のかかりやすい姿勢されている場合は、整体もお勧めさせていただいております。悪い姿勢で生活していると、良い姿勢でいる時と比べお体に負担がかかりやすくなり筋肉が固まりやすくなります。
整体施術では、なぜしびれが出ているのかを姿勢分析をすることでできる限り明確にし、お体に負担のかかりにくいような姿勢をつくっていきます。
コリの強い筋肉に対してのアプローチに限らず、骨盤の歪みや肩関節の動きなど、筋肉以外に痺れを誘発しているところがあれば、そちらからしっかりと整えていきます。
また、自宅でできるストレッチや体操などのセルフケアもご指導させていただきます。


5.しびれの治療期間

しびれの治療期間としては症状やしびれの度合いによって個人差がありますが、約3か月でしびれの改善を目標に治療をしていきます。根本改善が必要になりますので、1〜2回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1〜2回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、しびれは生活習慣の乱れなどが原因になることもあるため、日常生活の見直しがしびれの改善を早めてくれます。


頭痛

1.頭痛とは

触頭痛は、頭の中の痛みを感じる受容器が、血管の拡張や筋肉の緊張、炎症や出血、精神的ストレスなど、何らかの刺激を受けることによって起こります。
日本人のうち、約3人に1人は慢性的な頭痛で悩んでいると言われています。つまり日本人にとって頭痛は身近な病気になります。 そのため「頭痛くらい」と軽く考えられがちですが、ひどくなると日常生活やお仕事に支障をきたす場合もありますので早めにケアをしてあげないといけません。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それよって予防法や対処法が大きく異なるため、自分はどのタイプの頭痛なのかを正しく見極めて、それに沿った治療していく必要があります。


2.頭痛の症状

頭痛と言ってもその種類は様々で、種類によって症状も変わりますが、ここでは一般的な頭痛の症状を上げていきます。
次の項目の「頭痛の原因」でより詳しく説明していきます。 ・頭の片側だけが痛む
・こめかみがズキズキと痛む
・首から後頭部にかけて痛む
・頭全体が締め付けられるように痛む
・急激に痛みが生じ、やがて治まる


3.頭痛の原因

日本人の頭痛には大きく分けて2つ種類があります。 ●片頭痛…脈を打つようにして痛み、吐き気も伴う 脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。 脳の血管が拡張することで、周囲の三叉神経を刺激し、それによって発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。精神的ストレスから解放されたときや、激しい運動や緊張から解放されてほっとしたときなどに急に血管が拡張し「片頭痛」が起こります。
そのほかにも、寝不足や、女性だとホルモンバランスの変化、空腹、疲労、光や音の刺激なども「片頭痛」の原因となります。 ●緊張型頭痛…頭全体が締め付けられるように痛い 「緊張型頭痛」は、身体的ストレスと精神的ストレスが原因となって起こると考えられています。
身体的ストレスとは長時間のデスクワークやスマホの使い過ぎなどによる首や肩の筋肉への過負荷のことです。また、自分に合ってない枕や負担のかかりやすい姿勢を長時間続けていることも身体的ストレスとなります。つまり、首肩周りの筋肉のコリや悪い姿勢が「緊張型頭痛」の大きな原因となります。
また、仕事上のトラブルなどの精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を高めるため、「緊張型頭痛」の原因となります。


4.頭痛の治療

No.10鍼灸整骨院では、頭痛治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 急に、首のつけ根から後頭部が痛み、頭の表面、頭皮でズキズキとした痛みを感じ、髪の毛に軽く触れると電撃様の痛みが走ります。同時に、目の奥の痛み、目の疲れ、まぶしさを感じる事があります。痛みは断続的で、その間隔は段々に短くなるのが一般的です。1~2回の治療で痛みは無くなります。最低でも半減します。それほど鍼灸は頭痛痛に効果があります。もともと神経痛は鍼灸の得意分野ですが、その中でも頭痛は、一番簡単に治る神経痛です。
「頭痛に関する筋肉」 大後頭神経:後頭部にあるツボ(天柱) 首のうしろの髪の生え際で、二本の太い筋肉(僧帽筋)の外ぎわのくぼみです。
天柱は頭部を支える柱に相当する僧帽筋のこりや肩こりからくる頭痛に効果があります。後頭部~目にかけて「ズーン」としたひびき感が得られれば刺激されています。 小後頭神経:後頭部にあるツボ(風池) 首のうしろの髪の生え際で、二本の太い筋肉(僧帽筋)の外側約5~6㎝
小頭神経痛は、別名で「スマホ症候群」と呼ばれることもあり、近年になって徐々に増えている疾患です。ここの神経が圧迫されることで頭痛、眼精疲労、肩こりの原因になります。首の後ろの筋肉を緩めることによって頭痛(後頭神経痛)は改善されていきます。
《マッサージ・整体》 ●マッサージ 症状やしびれの部位によってアプローチの仕方は変わりますが、胸郭出口症候群のような筋肉のこりや骨格の歪みが原因で起こるしびれに対しては、マッサージや整体を行います。マッサージでは筋肉のこりや痺れの原因になっているポイントを指圧のマッサージによって揉みほぐしていきます。また、お体に負担のかかりやすい姿勢されている場合は、整体もお勧めさせていただいております。悪い姿勢で生活していると、良い姿勢でいる時と比べお体に負担がかかりやすくなり筋肉が固まりやすくなります。
整体施術では、なぜしびれが出ているのかを姿勢分析をすることでできる限り明確にし、お体に負担のかかりにくいような姿勢をつくっていきます。
コリの強い筋肉に対してのアプローチに限らず、骨盤の歪みや肩関節の動きなど、筋肉以外に痺れを誘発しているところがあれば、そちらからしっかりと整えていきます。
また、自宅でできるストレッチや体操などのセルフケアもご指導させていただきます。
《保険・整体治療》 主に《保険・整体治療》では緊張型頭痛に対しての治療を行っていきます。「頭痛の原因」で記載しました通り、身体的ストレスか緊張型頭痛の原因となりますので、筋肉の緊張を緩和させていくことが頭痛に対する治療法になります。
首肩周辺の筋肉をマッサージでほぐし、血行を良くしていきます。
また、姿勢が悪くなると首や肩への負担はかかりやすくなってしまうので、整体で姿勢改善してあげることも有効な治療法と言えます。


5.頭痛の治療期間

生活習慣やストレスなど様々な要因が絡み合って起こるのが頭痛です。
原因が人それぞれ違うため、治療期間も一概には言えません。
治療期間を短くするために重要なのは、早めに治療を始めることです。
痛みがあるのに何の対策もしないでそのままにしておくと、その痛みがストレスとなり、筋肉の緊張を悪化させてしまいます。
そうなると痛みの悪循環が続いてしまいますので、つらい症状はそのままにせずに、早めに治療をするようにしましょう。


膝痛

1.膝痛とは

膝痛とは膝の関節の痛みで、加齢による骨の新陳代謝の低下や軟骨へのストレス、スポーツでの障害など様々な要因により膝痛が起こります。冷えや肥満、過去のけが、O脚やX脚、運動や仕事による膝への負担、筋力の低下などが原因となることが多く、中高年の方は脚の内側の筋肉が弱くなってくると、膝関節が不安定になり、膝痛が起こりやすくなります。


2.膝痛の症状

膝への症状の出方はその原因が何なのかによって大きく異なりますが、一般的な症状をいくつか上げていきます。 ●曲げると痛い しゃがもうとすると膝がロックされたように固まり、無理に曲げると痛みが出る。 筋肉の硬さや、腫れ、皮膚が突っ張って曲げづらいなどの原因から起こります。 ●伸ばせない 膝を伸ばすももの筋肉(大腿四頭筋)が硬くなり、筋肉のバランスやアライメント不良になると、膝が伸ばせなくなります。 ●音が鳴る 筋肉の硬さやアライメント不良になると、膝蓋骨と膝の関節で「ポキポキ」「コキコキ」といった骨のこすれるような音が鳴ることがあります。 ●力が抜ける 筋力低下や靭帯損傷・半月板損傷などによって、踏み込みの際に力が抜けてしまうことがあります。 ●しびれ ヘルニアや狭窄症によって、神経が圧迫されることで膝周辺にしびれを感じることがあります。


3.膝痛の原因

膝痛の原因は様々で、症状の出方や度合いも人によって違います。
ここでは膝痛の原因として多いものをいくつか上げていきます。 ●変形性膝関節症 関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯損傷や半月板損傷などの外傷から、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形します。日常生活に伴う痛みはこの変形性膝関節症が多いと言われています。 ●半月板損傷 スポーツなどの怪我から生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月板に外力が加わって損傷する場合とがあります。スポーツによる怪我から生じる場合は、体重が加わった状態での捻りの動作や衝撃によって半月板だけが損傷するものと、前十字靱帯損傷などに合併して起こるものとがあります。半月板は加齢に伴い変性するので、40歳以上ではちょっとした外傷でも半月板損傷が起こりやすくなります。 ●靭帯損傷 スポーツなどで大きな力が膝に加わった時に、その外力の方向に応じて種々の靭帯損傷を生じます。一般に外反強制により内側側副靭帯が、内反強制により外側側副靭帯が損傷し、また脛骨上端の前内方に向かう外力で前十字靭帯が、後方への外力で後十字靭帯が損傷します。最も頻度が高いのは内側側副靭帯損傷です。 ●オスグット病 10〜15歳の成長期の子供が、跳躍やサッカーなどのボールを蹴るスポーツをし過ぎると発生します。
大腿四頭筋(膝を伸ばす太ももの筋肉)の力は、膝蓋骨を経由して膝を伸展させる力として働きます。膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。急激に骨が軟骨から成長する時期によく起こります。 ●膝蓋骨脱臼 ジャンプの着地などで、大腿四頭筋(膝を伸ばす太ももの筋肉)が強く収縮したときに起こります。 ●腓骨神経麻痺 腓骨頭(膝の外側)の圧迫により生じるものです。下肢の牽引などで仰向けに寝た姿勢が続いたり、ギプスで固定をしているときに、腓骨頭部が後ろから圧迫されると起こります。 ●O脚・X脚 O脚とは、両膝が外側に湾曲した状態で、左右の内くるぶしをそろえても、左右の膝の内側が接しないものです。
X脚とは、両膝が内側に湾曲した状態で、左右の膝の内側をそろえても、左右の内くるぶしが接しないものをいいます。
初期症状は外見上の異常のみですが、変形が進むと痛みや機能障害を引き起こすことがあります。 ●ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎) ジャンプやランニングを繰り返すことによって大腿四頭筋(膝を伸ばす太ももの筋肉)は疲労し硬くなります。大腿四頭筋が硬くなると膝蓋靭帯も上方向へ引っ張られ、お皿の部分で摩擦が起きやすくなります。
この摩擦により、膝に痛みがでるといわれています。 ●ランナー膝(腸脛靭帯炎) ランニングや自転車など、膝の曲げ伸ばしをくり返すことによって、腸脛靭帯が大腿外側上顆の骨隆起の上(膝の外側の骨)を移動し、動かすたびに摩擦が起こり、腸脛靭帯に局所的な炎症を起こして膝の外側に痛みが発生します。


4.膝痛の治療

No.10鍼灸整骨院では、膝痛の治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 スポーツ外傷や、変形性膝関節症などで膝に痛みが生じると、体のほかの部分にも負担がかかってきます。痛みのある膝をかばいながら歩くことで股関節、腰などに負担がかかります。鍼治療では膝を治療するのはもちろんのこと、ほかに負担のかかっているところも合わせて治療していきます。 ●鍼治療 鍼治療が初めての方にお勧めです。
膝の症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。膝、その他(股関節、腰)のコリをとる治療を行います。 大腿四頭筋 太ももの前側に位置する筋肉で、膝の近くで膝蓋靭帯へと移行します。
大腿四頭筋(大腿直筋)は、骨盤から膝のお皿にかけて筋肉が付着しています。
ここの筋肉を痛めることで骨盤の動きや体の軸が歪んでしまうので、膝の治療ではかかせない場所です。
《マッサージ・整体》 ●マッサージ まずはカウンセリングをさせていただき、なぜ膝の痛みが起こっているのかを明確にしていきます。
症状によってアプローチの仕方は変わりますが、ジャンパー膝やランナー膝のような筋肉の硬さや使い過ぎが原因で起こる膝痛に対しては、マッサージや整体を行います。マッサージでは筋肉の硬さをマッサージによって揉みほぐしていきます。筋肉を緩めることで血行が良くなり痛みが緩和します。また、O脚やX脚のように下肢の骨格上負担がかかりやすくなっている場合は整体もお勧めさせていただいております。整体施術では、なぜ膝の痛みが出ているのかを姿勢分析をすることでできる限り明確にし、膝周辺に負担のかかりにくいような姿勢をつくっていきます。
コリの強い筋肉に対してのアプローチに限らず、骨盤の歪みや股関節・足関節の動きなど、筋肉以外に膝痛を誘発しているところがあれば、そちらからしっかりと整えていきます。
また、自宅でできるストレッチや体操などのセルフケアもご指導させていただきます。


5.膝痛の治療期間

膝痛の治療期間としては症状によって、治療法や治療期間は全く異なりますので、No.10鍼灸整骨院にご相談ください。


寝違え

1.寝違えとは

朝起きたら首が痛い、電車でうたた寝して目が覚めたら首が痛くて回らなくなっていたという経験はないでしょうか?
寝違えの多くは、起床時に発症し、夜寝るまでは痛みも違和感もなかったのに朝起きたら急に首~肩~背中にかけて痛みを自覚します。


2.寝違えの症状

寝違えの初期の強い痛みは、筋肉の過緊張と炎症によって起きているのがほとんどです。 動かない(首が回らない、振り向けない)
痛み(首の後ろ、前部、側面、頭部、腕)
コリ(首、肩、背中)
その症状により制限させる方向も痛みも感じ方も様々です。


3.寝違えの原因

頸椎(首の骨)には、3つの機能があります。 1つ目:頭を支え安定性をもたせる機能
2つ目:頸椎(首の骨)の椎間関節により頭~首の動きを滑らかにする機能
3つ目:椎骨動脈(脳の栄養血管)を保有し、その経路としての機能
この3つの機能どれかに原因があると寝違えの症状は発生します。 ●スマホ首・ストレートネック パソコンやスマートフォンの画面に集中し過ぎて頭が前へシフトした姿勢が続くと、頚椎(首の骨)の湾曲はなくなり、ストレートな状態になってしまいます。これを「スマホ首・ストレートネック」と呼んでいます。 この「スマホ首・ストレートネック」になると頭の重みに耐えられず首や肩のコリがひどくなったり、姿勢が悪く、顎が前方に押し出され、背中が丸まり、骨盤が後ろに倒れ、持続的な首や肩への負担が寝違えという形で炎症をひきおこしたりします。 ●枕・睡眠 高すぎる枕や不自然な姿勢で寝たりすると、筋肉のコリや睡眠不足の原因となり、寝違えによる痛みが起こることがあります。特に枕の高さが合わないと首への負担も大きくなります。 ●ストレス 日常的にストレスを感じている人は首を痛めやすいといわれています。これは、僧帽筋と胸鎖乳突筋、この2つの筋肉が脳の副神経につながっています。脳がストレスを感じることにより、脳の影響を受けやすいこれらの筋肉もストレスの影響を受けて、筋肉がこわばり、凝りにつながると考えられます。


4.寝違えの治療

No.10鍼灸整骨院では、寝違え治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 寝違えを繰り返し起こす方は、首、肩こりが慢性的に「ガチガチ」に凝っている方です。首、肩の筋肉が収縮しつづけて、緩まなくなっている状態です。
筋肉が常に張っている状態なので、その原因となっている筋肉を鍼治療で緩めていきます。 ●鍼治療 鍼治療が初めての方にお勧めです。
膝の症状に対して、筋緊張緩和を目的とした治療を行います。膝、その他(股関節、腰)のコリをとる治療を行います。 「寝違えに関する筋肉」 肩甲挙筋:頸椎(くびの骨)外方5~6㎝、肩甲骨上角 寝違え治療に一番関係の深い筋肉です。
肩甲骨の上で筋肉が捻じれ、首に付着するので、この捻じれを緩めることによって比較的軽い寝違えは一回の治療で楽になります。 僧帽筋:天柱(てんちゅう)、肩井(けんせい) 首のうしろの髪の生え際で、二本の太い筋肉(僧帽筋)の外側約5~6㎝
筋肉(僧帽筋)が脳の副神経につながっています。脳がストレスを感じることにより、脳の影響を受けやすい筋肉(僧帽筋)もストレスの影響を受けて、筋肉がこわばり、凝りにつながると考えられます。寝違え治療には欠かせない部位です。
●筋パルスによる鍼治療 頑固な寝違えの方は筋パルスをお勧めします。
筋パルスの方法は、目的とする筋のほぼ中央にあるツボに鍼を刺して筋肉に電流を流し通電させます。
筋パルスでは、少ない電流量でリズミカルに筋収縮が生じるように刺鍼部位や深さを調整します。
《保険・整体治療》 「寝違えの症状」でも記載しましたが、寝違えの原因の多くは筋肉の過緊張から起こります。なので、保険・整体治療では筋肉の緊張を緩めるため治療を手技療法で行います。 ●初期 周辺の筋肉に対してアプローチ 違え初期の強い痛みが出ているときに、1番痛みの強いところをほぐしすぎてしまうと、施術前よりも筋肉が炎症を起こし痛みが悪化してしまうケースもあるため、寝違え初期では周辺の筋肉を緩めていく手法がメインとなります。周辺の筋肉を緩めることも早期回復には効果的です。
痛みが初めよりも落ち着いてきたら、一番痛みのあるポイントにアプローチをしていきます。 ●中期 可動域の回復 寝違え時の痛みの出るタイミングの多くは「動かしたとき」や「力を入れた時」ですので、ある程度筋肉が緩んできたら、頚椎(首の骨)の動きを良くしていく手技も加えていきます。 ●後期 再発予防 痛みが落ち着いてきた最終段階では、首だけでなく肩や背中の筋肉に対してもアプローチをしていきます。
体の歪みがあると筋肉のバランスが崩れ、寝違えに限らず様々な症状が出やすくなります。なので、症状が落ち着いてきたタイミングで全身のバランスを整え、再発予防をしていきます。


5.寝違えの治療期間

寝違え症状は、筋肉の硬さ、首の動きの状態などで治療期間が変わってきます。
痛くて首を全く動かせない、首をどちらかに回したとき、同側に痛みが出る(右に首を回すと右首が痛む)ものは完治するのに治療時間が少しかかります。
約10日間程で首の動きが徐々によくなっていきます。
反対側に痛みが出る(右に首を回すと左首が痛む)ものは、筋肉がストレッチされている状態です。初回の施術で半分ぐらいの痛みにすることが目標です。


肉離れ

1.肉離れとは

肉離れは全力疾走やジャンプなどの動作で発生する代表的なスポーツ外傷の1つです。好発部位は大腿後面(ハムストリングス)、大腿前面(大腿四頭筋)、ふくらはぎ、などであり二関節筋(特に大腿二頭筋、半膜様筋)に発生しやすいのが特徴です。


2.肉離れの症状

一般的に肉離れの重症度については、Kredjeiの分類に基づき、軽度、中等度、重度の3段階に分けていることが多いです。 【軽度】 筋肉の結合組織が少し伸びた状態で、筋繊維にはそれほどダメージがなく、症状は比較的に軽い状態です。歩行に支障はありませんが、走ったりすると痛みを感じることがあります。患部には内出血や陥没は見られません。 【中度】 筋肉繊維が一部断裂している状態で、肉離れに最も多いタイプです。急激な運動で発症して、ときには音を感じることがあります。患部には痛みがあり、内出血で赤紫色になったり、へこみや陥没が見られます。自力で歩くことが難しく、運動することはできません。 【重度】 筋肉繊維が深く部分断裂するか、完全に断裂してしまった状態。触診や視診によって、へこみや陥没が確認でき、内出血もある状態です。激しい痛みを伴い、自力で歩くことは不可能です。 【好発部位】 大腿後面(ハムストリングス) 肉離れとしては最も発生しやすいのがふとももになります。肉離れの9割以上は、太もも、ふくらはぎです。 ふくらはぎ ヒラメ筋や腓腹筋(ひふくきん)に多くみられます。特に走ったときや、高いところから地面に足をついたときなどに急激に力が加わって筋断裂が発生する事があります。 二の腕 上腕二頭筋や上腕三頭筋など。力こぶの出来る後ろの筋肉などに多い。 特に野球やテニスなどをしているスポーツ選手に多く見られる症状になります。 背中や腰 肉離れのほとんどは主に足に起こるといわれていますが、まれに背中や腰にも起こることがあります。 起床時に布団から起き上がろうとしたときや高いところのものを取ろうとしたとき、また寒い日に身体が縮こまっていて重たいものを持ったときなど、普段の生活でしがちな動作によっても肉離れは起きています。


3.肉離れの原因

●柔軟性の不足 筋肉がかたくなっていると伸ばした際に切れやすくなってしまうので、筋肉を柔軟に保つことで、肉離れが起こりにくくなります。 ●筋力の低下 しばらく運動をしていなかった状態でいきなりスポーツをすれば衰えていた筋肉に負荷がかかります。運動をする前に十分なストレッチ行い筋肉を温める必要があります。 ●瞬発的な動き 筋肉が伸びている状態の時に、急激な筋収縮をさせることで、筋肉が耐えられずに切れてしまうのです。ジャンプの着地や歩き出しの瞬間で発症します。


4.肉離れの治療

No.10鍼灸整骨院では、肉離れ治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 鍼治療を行う際は、 1・患部に熱感、腫脹などがある急性期かどうか
2・痛めた筋のストレッチ痛があるか
など詳しくお体の状態を確認した上で鍼治療を行っていきます。
※RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)処置を優先することがございます。 「肉離れに関する筋肉」(ハムストリングスの場合) ●急性期(損傷部の腫れ、熱感を抑える治療を行います)
受傷後約2日間
負傷した筋肉の起始(筋の始まり、坐骨結節)、停止部(筋の終わり、腓骨頭)に鍼で筋肉に達するまで刺入していきます。熱感(患部の熱さ)がなくなった時点で、負傷した部位(ハムストリングスの上)を囲むように刺入します。 ●回復期(筋肉のコリ、血行改善を目的とした治療を行います)
受傷後約1〜2週間
熱感が治まったら、筋パルス(鍼に電気を流すこと)による治療を行います。
筋パルスの方法は、目的とする筋のほぼ中央にある圧痛、痛い場所に鍼を刺して筋肉に電流を流し通電させます。
《整体治療》 ●回復期(筋肉のコリ、柔軟性を目的とした治療)
受傷後約3〜4週間
柔軟性を高めるためにストレッチを行っていきます。
主に、大腿後面(ももの後ろ)、腓腹部(ふくらはぎ)、アキレス腱のストレッチを行います。ストレッチされている本人が肉離れを起こした部分に引きつけるような痛みではなく、ストレッチされている部分が気持ちいいと感じることが大事です。 ●回復期(筋肉のコリ、柔軟性を目的とした治療)
受傷後約5週間
肉離れをした部分の血流をよくしていき、マッサージ、整体などで柔軟性をつけていきます。柔軟性を高めた後は、大腿後面(ももの後ろ)、腓腹部(ふくらはぎ)、アキレス腱、ここの部位の筋肉の強度を高める必要があります。筋力が戻れば完治となります。
《保険施術》 肉離れのような怪我は、接骨院(整骨院)などの業務分野です。健康保険のご利用ができます。


5.肉離れの治療期間

肉離れは、再発の可能性が高い疾患です。一度症状が出ると同じようなところにでる可能性があります。ひどいときは慢性化することもあります。No.10鍼灸整骨院では、まずは肉離れを再発させない。このことに重点を置き治療期間を設定していきます。 【軽症】の場合:約2週間を目標に治療を行います。
【中度】の場合:約1カ月を目標に治療を行います。
【重度】の場合:約1カ月〜約2カ月を目標に治療を行います。


捻挫

1.捻挫とは

急激な方向転換により筋肉が伸ばされ捻挫は発生します。
関節に力が加わっておこるケガのうち、骨折や脱臼を除いたもの、つまりX線(レントゲン)で異常がない関節のケガを捻挫と言います。


2.捻挫の症状

捻挫(ねんざ)は、以下のような3つのレベルに分けられます。

レベル状態
1度痛みも腫れも軽く、靱帯が一時的に伸びている程度
2度靱帯の一部が切れている状態、一定の関節の動揺性がある状態
3度靱帯が完全に切れていて(靱帯断裂)、関節が不安定な状態

3.捻挫の原因

●運動不足 普段からあまり体を動かさないという方は、急に足首やくるぶしに痛みが走ることがあります。運動不足によって筋肉などが衰えていると、ちょっとした強い負荷(立ち上がるなどだけでも)で足首を痛めやすくなってしまうのです。 ●スポーツ バスケットボール・バレーボール・バドミントン・卓球・テニス・サッカーなどは、足首の関節を捻挫しやすいスポーツです。これらのスポーツでは、上下・前後・左右などへの急激な方向転換が要求されるからです。
急激な方向転換により筋肉が伸ばされ捻挫は発生します。 捻挫の種類 筋肉が伸びている状態の時に、急激な筋収縮をさせることで、筋肉が耐えられずに切れてしまうのです。ジャンプの着地や歩き出しの瞬間で発症します。 足関節捻挫 歩行中や運動中に足首を捻った経験はないでしょうか? まず捻挫としては最もイメージしやすいのは、足関節の捻挫でしょう。足関節捻挫を簡単に分類すると、内捻りする「内反捻挫」と、外捻りする「外反捻挫」の2種類に分けられます。前者が最も多く足首を内側に「グギッ」と捻る捻挫のことです。 後者は、足首が固定されていて強制的に関節や筋肉に外力が加わると「外反捻挫」は発生します。ごく稀な捻挫です。 肘関節捻挫 柔道やレスリングなどで投げられるのを防御するときに肘をつき肘関節捻挫は起こります。また、ラクビーなどのコンタクトスポーツで発症することもあります。 腰部捻挫 腰部捻挫、または腰推挫傷と言います。重たい荷物を持った時や、くしゃみ、大笑いでも腰部捻挫は発症します。ぎっくり腰も、腰部捻挫・腰部挫傷に分類されます。 頚椎捻挫 スポーツ事故や交通事故で外部から衝撃を受け、それによって頚(首の部分)にある骨(頚椎)の周りの筋組織・靭帯・神経・血管が傷ついてしまった状態をいいます。首の辺りに痛みを引き起こし、症状が重い場合は頭痛や吐き気なども併発するため、大変危険です。


4.捻挫の治療

No.10鍼灸整骨院では、捻挫治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。
捻挫治療には、4つのコースをご用意しております。 《鍼治療》 鍼治療を行う際は、 1・患部に熱感、腫脹などがある急性期かどうか
2・痛めた筋のストレッチ痛があるか
など詳しくお体の状態を確認した上で鍼治療を行っていきます。
※RICE(安静、冷却、圧迫、挙上)処置を優先することがございます。 「捻挫に関する筋肉」(足関節の場合) ●急性期(損傷部の腫れ、熱感を抑える治療を行います)
受傷後約2日間
急性期は腫れが強いため、消炎鎮痛を目的に痛めている靭帯(前距腓靭帯、二分靭帯など)や関節包、足首周りに鍼治療を行っていきます。 ●回復期(筋肉のコリ、血行改善を目的とした治療を行います)
受傷後約1〜2週間
この時期は、患部の痛みが強いせいで、足首周りの筋肉が更に硬くなります。
その結果、足首にさらに負担をかけるという悪循環になるので、血行改善を目的とした鍼治療を行う必要があります。 前脛骨筋…足三里(あしさんり) 前脛骨筋は足首を持ち上げるときに使う筋肉です。捻挫をしていると足首がうまく使えず、足の前側に疲労が溜まります。捻挫や疲労回復には欠かせない部位です。 腓骨筋…陽陵泉 足関節内返し捻挫をすると外果(外くるぶし)の筋力が低下します。捻挫を繰り返し起こさないためにも、欠かせない場所です。 床に座ってひざを曲げると、膝の外側の少し下がったところに、腓骨頭というポッコリと飛び出た骨があります。そのポッコリでた骨のすぐ下が陽陵泉です。 回復期は、マッサージ・整体治療を行っていきます。
《マッサージ・整体》 ●回復期(筋肉のコリ、足首の柔軟性を目的とした治療)
受傷後2週間〜
足は唯一地面と接する部分です。足の位置や動きが変わる事で全身に大きな影響を及ぼします。土台となる足の形状が変わるだけで、体に傾きが生じます。約2週間、足首のリハビリしか行っていないので今後は、体の軸を整体で整えていきます。
そのあと、マッサージやストレッチで関節の可動域(足首の動き)を元に戻していきます。関節周辺の筋肉を柔らかくすることで、捻挫の再発を予防する効果も期待できます。
足関節捻挫であれば、「足首を曲げる」「足首を伸ばす」「足首を回す」「足の指でグー・チョキ・パーを作る」などのストレッチが効果的です。上手に関節が動かせないときには、手でサポートしてあげるのもよいです。
《保険施術》 捻挫のような怪我は、接骨院(整骨院)などの業務分野です。健康保険のご利用ができます。


5.捻挫の治療期間

捻挫の程度によって異なりますが1度の損傷は5日〜14日の完治を目指します。
2度の損傷は14日〜28日の完治を目指します。
3度の損傷は28日〜3カ月以内の完治を目指します。
足は唯一地面と接する部分です。足の位置や動きが変わる事で全身に大きな影響を及ぼします。土台となる足の形状が変わるだけで、体に傾きが生じます。
足首の痛みが治ったらそれで完治ではなく、土台もしっかり完治させる必要があります。


不眠

1.不眠とは

夜寝つきが悪い、睡眠の途中で目が覚めてしまう、朝早くに目が覚める、眠りが浅いなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや体調不良を起こす状態を指します。日本人の約5人に1人が、このような不眠の症状で悩んでいると言われています。不眠症は20〜30歳代に始まり加齢とともに増加し、中年、老年と急激に増加します。


2.不眠の症状

不眠と一言でいっても症状は人それぞれで、ここでは代表的なものを上げていきます。 ●入眠障害 布団に入っても中々寝付けない。寝付くまでに2時間以上かかる。入眠障害が不眠の中でも1番多いと言われています。 ●中途覚醒 一度眠りについても、翌朝起床するまでに何度も目が覚める。個人差はありますが、高齢になるにしたがって目が覚める回数は多く現れます。 ●早朝覚醒 本来目覚めたい時間よりも2時間近く早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなります。早朝覚醒は高齢の方に多いと言われています。 ●熟眠障害 眠りが浅く、睡眠時間のわりにぐっすり眠れた感じが得られない。 人によってはこの症状が同時にいくつか現れてしまう場合もあります。


3.不眠の原因

不眠の原因は様々ですが代表的なものを上げていきます。 ●身体的な原因 痛みやかゆみ、ぜんそくなど、何らかの体の不具合により起こります。 ●心理的な原因 人間関係のストレスや失恋など、緊張や不安、ストレス過多により起こります。 ●精神的な原因 うつ病などの精神疾患の発症に伴い、興奮状態が続くことにより起こります。 ●生理学的な原因 時差ぼけや不規則な勤務などによって生活リズムが崩れることによって起こります。 ●薬理学的な原因 お薬の副作用により起こります。


4.不眠の治療

No.10鍼灸整骨院では、不眠の治療に対して患者様のお体の状態によってどの様な治療方針がベストか常に考え治療を行っております。 《鍼治療》 鍼治療を行う際は、睡眠が不足すると交感神経を過剰に活動させてしまうため自律神経が失調し、心のメンテナンスが不十分になります。
集中力が低下したり、注意維持が困難になったり、意欲が落ちたり、イライラしやすくなったり。これらは、睡眠不足が脳の機能を低下させるために起こる現象です。
鍼治療で、筋肉のコリや緊張を取り除くことにより、自律神経を安定させていきます。 ●百会(ひゃくえ) 頭のてっぺんの中心にあり、指で押すと少しへこむ感じがするところが百会です。
百会は、「多くの経路が会うところ」という名前の由来通り、ここを刺激することで多くの症状が改善するといわれる万能のツボです。自律神経系や不眠、ストレスなどに効くと言われています。 ●頭皮鍼(頭蓋骨鍼) 頭皮に鍼を刺し電気治療を行います。
頭皮の刺激によりドーパミンという脳内神経伝達物質が分泌されます。このドーパミンは脳を覚醒させ、やる気や意欲の向上をはかり、活動的になります。それからこのドーパミンがβ-エンドルフィンというホルモンを促進させます。このホルモンは幸福感に満ちている時、物事に満足している時に分泌されるもので、快楽ホルモンと呼ばれています。β-エンドルフィンは脳内の痛覚の伝達を遮断し、その結果痛みが和らぎ、心地良い快感がもたらされます。不眠症以外にも、神経障害、失語症、脳性まひ、てんかん、注意欠陥障害、過敏な症状、憂うつ、ストレス、老人性認知症、パーキンソン病、なども疾患にも効果的です。
《マッサージ・口腔内マッサージ》 自律神経の乱れは不眠の原因になりますので、手技による治療では自律神経を整える施術をメインに行っていきます。 ●マッサージ マッサージでは、交感神経(緊張させる神経)を抑え、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位に働かせるようなマッサージをメインに行っていきます。 ◎背部の緊張を取る
◎骨盤周辺の筋肉を緩める
◎頭やお顔のマッサージをする
お体全体の血流を良くして体温を上げることも非常に効果的です。また、頭のマッサージ(ヘッドマッサージ)をしっかりと行うことで体や脳がリラックスし、副交感神経が優位に働きます。 ●口腔内マッサージ 睡眠中の噛み締めや歯ぎしりは浅い睡眠を招く原因となります。NO.10整骨院の口腔内マッサージでは、凝り固まった咬筋(噛む筋肉)をお口の中から緩めていきます。
口腔内のマッサージを行うことで、顎周辺の血流が増し、副交感神経が優位に働きます。
結果的に浅かった睡眠が深い睡眠に変化していきます。


5.不眠の治療期間

不眠の治療期間としては個人差がありますが、約3か月で不眠改善を目標に治療をしていきます。体質の改善が必要になりますので、1〜3回の治療で改善するというよりも少し長い目で見ていただけると良いかと思います。
もちろん1〜3回の施術でも改善することもございます。
定期的に治療をしていくことも重要ですが、不眠は生活習慣の乱れやストレスが原因になることがあるため、日常生活の見直しが不眠改善を早めてくれます。