今回のテーマは睡眠についてです!
皆さん、日本人の平均睡眠時間って何時間ぐらいだかご存知ですか?
平成23年の総務省の調査によると、日本人の全年齢の平均睡眠時間は女性が7時間36分、男性が7時間49分で働き盛りにさしかかった35~39歳では、女性が7時間22分、男性が7時間24分と短くなってきます。
これは世界各国と比べても短い方です。
しかし、睡眠時間が長ければ疲れが取れるかというとそうではありません。
睡眠中は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を繰り返しています。
浅い眠りの時には基本的に筋肉は動かないようになっていますが、脳は活動をしており夢を見ています。そして一晩にノンレム睡眠とレム睡眠を5回程度繰り返します。
ノンレム睡眠にはレベルがあり、最も深い眠りを得られるのが最初の1~2回。つまり寝入ってから約3時間の間に深い眠り=ノンレム睡眠に達すれば、脳もカラダも休ませることができるため、朝起きた時にぐっすり寝たという満足感を得ることができます。
また、寝入ってから2~3時間後に分泌されるのが成長ホルモンです。
成長ホルモンは成長を促進させるだけでなく、細胞の修復や疲労回復に役立っています。皮膚や内臓の細胞を新しいものに入れ替えるターンオーバーは成長ホルモンによって行われるので、若返りホルモンと呼ばれます。
明け方になると、成長ホルモンに代わってコルチゾールというホルモンの分泌が高まります。コルチゾールは体内に蓄えられた脂肪をエネルギーに変え、体が目覚める準備を始めます。睡眠の質がよくないと、成長ホルモンが十分に分泌されないうちにコルチゾールの分泌が高くなるので、疲れがどんどん溜まっていきます。
疲れを残さない為に睡眠の質を上げる事はとても大切なことなのです。