鍼治療の効果 針をすることでのメカニズムを説明致します。


鍼灸は皮膚や筋肉に広がる感覚神経を刺激して脳や脳幹・脊髄などを司る中枢神経系を介して作用すると考えられています。
鍼は皮膚や筋肉に細い感覚神経を刺激することで、中枢神経内に「内因性オピオイド」と呼ばれる天然のモルヒネの様な物質を放出させて痛みを抑制する力を高めて、神経の興奮を抑える(ブロック)ようになります
また鍼刺激では太い感覚神経も刺激するので、脊髄で痛みを反射的にブロックする作用を高めます。ですから鍼の鎮痛効果は中枢と脊髄の抑制系の2重で痛みをブロックしてくれるのです。
さらに深くまで針を刺入させることで神経刺激が入り血行を改善させて、痛みの素となる発痛物質を洗い流してくれるのです

鍼治療で健康保険が適用となる症状は以下の通りです。
・頚椎捻挫後遺症
・頚肩腕症候群
・五十肩
・リウマチ
・神経痛
・腰痛症
この6疾患以外にも西洋医学の代替医療として有効であるという事を発表しています
社団法人日本鍼灸師会の鍼灸の適応症より引用
【神経系疾患】
◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
【運動器系疾患】
関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防
【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
以上が鍼治療が効果的とされている

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